がん登録

三重県地域がん登録室

 三重県地域がん登録室は、2011年7月に都道府県がん診療連携拠点病院である本院のがんセンター内に設置され、専任医師1名(病理専門医)と登録実務職員3名、サーバー管理者1名の体制で登録を開始しました。地域がん登録の悉皆性と精度の向上のためには基盤となる院内がん登録が重要であり、三重県では登録開始以前より他の医療機関と共に「がん登録ネットワーク」を形成し、がん登録に関する研修会を重ねてきました。当院でも院内がん登録部門ががんセンター内に併設されていることから、地域がん登録と院内がん登録の担当者が共に集まる勉強会を毎週おこなっています。

 また、2012年8月には院内の独立部門として「疫学センター」が設置され、疫学調査部門との連携も始まりました。登録開始よりおよそ1年半が経過しましたが、院内がん登録実施病院が届出施設の主体であり、院内がん登録の普及もおこなっていく予定です。三重県地域がん登録室の特徴を生かしながら、近隣の地域がん登録先進府県を目標にがんばっていきたいと思います。