以下のテーマに対し、主に動物実験を用いて分子病態学的に研究しています。


1.高温暴露による死への機序
 昨今の世界的な気温上昇により、夏期には多数の人が熱中症で死亡しています。当分野では、高温暴露時の生体の反応から、死亡への機序の解明、法医診断法の開発、熱中症の予防法の開発を目標としています。

2.脂肪肝時の薬物代謝異常
 近年脂肪肝はメタボリック症候群との関連で注目されている。当分野では、脂肪肝時の薬物代謝能の低下と薬物中毒死との関連について検索しています。

3.急性覚醒剤中毒死の機序

 覚醒剤は日本における乱用薬物の1つであり、現在では若年者・女性の乱用が増加しています。当分野では、覚醒剤中毒死の機序を心臓に焦点を当て検索しています。


さらに・・・

4.上腕骨および恥骨結合による年齢推定法の再考
 上腕骨および恥骨結合を用いた年齢推定法は、古くから知られている。しかし、それらの方法の基となったデータは古い時代のものである。よって、現代人に即した推定法の改良が必要である。そこで、当分野では、解剖に付された死体の上腕骨断面および恥骨結合面を画像解析し、時代に合った詳細な年齢推定法の再考を行っています。