【研究内容】
 免疫とは生体内に侵入する異物または細菌,真菌,原虫,ウイルスなどの病原微生物に対する認識・防御機構である。この防御機構が外来微生物抗原を排除することによりヒトの健康を保持する。しかし,免疫機構は外来抗原に対して過剰に反応すると過敏症やアレルギー疾患をきたし,また,自分の体内成分に病的に反応すると自己免疫疾患を引き起こすこともある。これらの免疫疾患の発症機序について未だにわからない点が多いことから免疫学の分野ではやらなければならない研究はまだ沢山残されている。
当研究室では以下の研究を行っている。
1.アレルギー・自己免疫疾患の分子機構の研究
2.肺線維症,慢性閉塞性肺疾患,糸球体腎炎,リウマチ関節,胃炎などの慢性炎症性疾患の発症機序に関わる免疫異常の研究
3.慢性炎症性疾患における組織リモデリングの分子細胞機構の研究
4.臓器傷害に対する防御機構に関する研究
5.がんに対する免疫反応の研究
6.CD4陽性T細胞による免疫応答調節機構の解析
7.紫外線に対する免疫応答の解析
8.免疫反応の異常における凝固因子の役割に関する研究
9.臓器移植の拒絶反応に関する研究
【指導内容】
 上記の研究内容に関連した基礎的技術,遺伝子操作技術,疾患モデル動物の作製法,細胞培養技術,分子生物学的手法,免疫学的解析法などについて実験実習を中心にして指導する。