【研究内容】
 本講座は,(1)未解決の医療ニーズ(Unmet Medical Needs) を解決するため臨床的に必要性の高いシード化合物の検索を行う創薬事業,すなわち基礎研究〜非臨床試験を行っている。 (2)質の高い臨床試験・治験を行う人材の育成(生物統計家,データマネージャー(DM),臨床試験コーディネータ(CRC:Clinical Research Coordinator)),臨床試験拠点病院整備やシステム研究を行い,創薬産業と医療機関の連携を高め医薬品の開発を支援するとともに,健康・医療・バイオ関連産業が必要とする人材育成を行っています。

【指導内容】
 臨床薬理試験として血小板機能検査を行っており,血栓症の再発予防の中心的薬剤である抗血小板剤の臨床効果のモニターリングや抗血小板剤の臨床開発支援をしており,これらの作業を通じて非臨床試験〜臨床薬理試験の造詣を深めることが可能です。
 医学部附属病院「臨床研究開発センター」と連携・協力することにより,生物統計,データマネージメント,医療倫理,臨床試験関連の法律,CRC業務等を修得することが可能であり,臨床試験のプランニング,プロトコール作成,臨床試験の実施支援,統計解析が理解でき,これらをマネージメントできる能力(実践能力) を習得することを目標にしています。具体的には,質の高い臨床試験が実施できる若手研究者やCRC,DMなどの臨床試験支援人材の養成をしたいと考えております。CRC養成については,「臨床研究開発センター」にてCRC実習(オンザジョブトレーニング) を行いながら研究に従事し,最終的には臨床薬理学会などの「認定CRC」の資格を修得することを目標にしています。CRCになるための職種の制限はありませんが,薬剤師,看護師,検査技師,医用工学士などの医療関連の教育機関終了者が対象です。
 以上の研究・教育活動を通じて,臨床試験・治験に関する理解と実施能力を養い,医療の向上ばかりでなく,製薬企業,医療機器産業,健康食品産業の推進に貢献する人材を育成したいと考えております。