【研究内容】
 社会,生活および労働が健康と疾病に及ぼす影響とその予防法をヒトの集団や組織を対象として疫学的手法で解明することを主体とします。学際的・国際的研究を重視し,環境・産業保健領域を中心に以下に取り組んでいます。
1.有害環境因子の神経・精神・行動および生殖影響−国内外のフィールド調査,微量曝露の非顕性影響,影響評価法など
2.有害化学物質の生物学的早期影響モニタリング・遺伝毒性(小核試験等),神経免疫影響など。
3.健康問題の行動医学・健康行動(飲酒,喫煙等)や疾病・事故・自殺に社会・心理・経済因子が及ぼす影響,職業ストレス評価法,メンタルヘルス対策など。
4.有機燐の遅発性神経毒性や経胎盤砒素慢性曝露による胎仔体内のDNA損傷等の動物実験。
5.化学物質等のリスク評価の方法論。
6.医療・公衆衛生政策やその史的展開。

【指導内容】
 疫学・統計学をはじめとする公衆衛生学の研究法の基礎と応用を指導します。また,セミナーおよび個別指導により文献レビュー・論文作成のやり方を学び,英文原著論文発表をめざします。大学院では下記を習得することを望みます。
1.公衆衛生学の対象集団・領域および方法論(疫学・統計学など)
2.生活・労働環境が人間の健康・疾病に及ぼす影響(生活習慣病を含む)とその評価・予防法
3.予防医学活動の基本や保健,医療,福祉および介護制度の概要
4.産業保健,地域保健,医療経済などの公衆衛生学諸領域の現代的課題なお,国内外留学,産業医・公衆衛生医活動などの希望があれば対応します。