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腹腔内温熱化学療法(Hyperthermic IntraPeritoneal chemotherapy ; HIPEC)

胃癌や大腸癌は進行すると,肝臓や肺に転移したり,お腹の中(腹腔内)に癌細胞がちらばり,腹膜転移という状態になります。腹膜に転移した癌は,腹腔内で,広がりながら増殖します。その結果,腸閉塞や,腹水の増加などを引き起こしたりします。しかし,腹膜転移は,肝臓転移や肺転移と違い,手術による完全切除が困難で,かつ難治性であることが問題です。
HIPECは,一般的には腹腔内の癌細胞(主に腹膜転移)をできるだけ取り除いた後に行います。癌細胞が少ない方がHIPECの治療効果が高いとされているためです。次にお腹の中に42.5℃~43℃の生食を満たし,腹腔内を温めます。引き続いて,抗癌剤を付加した42.5℃~43℃の生理食塩水を体外式のポンプを使って出し入れしながら,抗癌剤が隅々までいきわたる様,お腹の中でかくはんします。30分から60分間かくはんした後,腹腔内を生理食塩水で洗い流して,閉腹します。
癌細胞が死滅するには42℃以上の熱が必要であるといわれていること,抗癌剤の腹膜から届く距離(浸透距離)が温めることで深くなること,点滴で行うよりも腹膜側から吸収された方が,腹膜転移に対しては有効であることがHIPECのメリットです。
当科では,腹膜転移に対する新たな治療法として,2014年6月からHIPECを導入しております。
HIPECは欧米では保険適応の治療法ですが,日本では,保険適応外の治療法です。当科では,臨床試験として行っています。治療を受けていただくためには,臨床試験の同意を得て行う必要があります。治療を希望される方は,まず当科初診を受診してください。

HIPEC適応となる疾患

胃癌,大腸癌,小腸癌,虫垂粘液腫などの腹膜転移 以上