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留学体験記

ミシガン留学記
University of Michigan,Michigan,U.S.A

北嶋 貴仁

楠教授のご厚意と、医局員の皆様のご協力により、2015年2月から2017年3月までの2年2か月間、ミシガン大学消化器内科のJohn M Carethers教授の研究室に研究留学をさせて頂きました。

この研究室では大腸癌におけるゲノム不安定性を一形式であるelevated Microsatellite alterations at selected tetranucleotide repeat (EMAST)の機能解析をメイテーマとして研究を行っています。留学中は、以前に当科の問山先生、奥川先生が留学されていたBaylor Medical Center at Dallas, TX, USAで一緒に働かれていた兒井稔先生の指導の下、私は大腸癌肝転移における低酸素誘導性因子(hypoxia-inducible factor:HIF)の一つであるHIF-3αの発現と機能解析について研究を行ってきました。研究内容の一環で大腸癌細胞においてCRIPR/Cas9を用いて遺伝子のノックアウトを行うテクニックなどを身につけることが出来ました。

研究室はgenetics中心で、非常に基礎研究を重視したところであり、これまで経験のしたことのなかった実験手技も多かったのですが、研究室のメンバーに恵まれ、様々な実験系を経験することができました。John教授は非常にユーモアあふれる方でもある方一方で、幅広い実験系に精通されており、ラボミーティングでは提示された解析結果に対して、多角的な観点から指摘や考察を頂けました。最先端の研究を積極的に行う姿勢には感銘を受けましたし、またこのような研究室で研究に携わらせていただき、本当に良い経験でした。日本での大学院生時代に比べても、より基礎研究に没頭した留学期間でしたが、その時以上に自身で行っている研究が実際の臨床にフィードバックされるかを意識することがいかに重要であるかをこちらに来て強く意識するようになったことは非常に良い経験でした。

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研究室メンバー(左)とアナーバー日本人会(右)

ミシガン大学のあるアナーバーは日本ではあまり知られていませんが、アメリカでも有数の大学街であり、治安もアメリカとは思えない程によく、豊かな自然が広がる非常にきれいな街です。アナーバーには同じように研究留学で来られている日本人研究者で構成されている日本人会があり、そのコミュニティを通じて、コラボレーションの機会も得ることが出来ました。生活面では考え方の違いやシステムの違いなどで戸惑うことも多かったですが、そういった文化的な相違点などを経験できたことは非常に良い経験だったと思います。

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ミシガン大学病院(左)とミシガンスタジアム(右)

アメリカでの研究はすべて終了することが出来なかったため、日本でも継続して研究を続けていきたいと思います。留学を通して得られた経験や人脈はかけがえないものであり、アメリカでの研究留学生活は公私ともにこれまでの価値観が大きく変わるものでした。最後に、このような貴重な機会を与えて下さいました楠教授、不在中の多忙な業務を担って頂いた当科医局員の皆様に、深く御礼を申し上げます。