診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下のいずれかの方法によって検査所見による診断がなされたもの
A型肝炎
- 血清抗体の検出
例 血清中のIgM・HA抗体が陽性のもの
B型肝炎
- 血清抗体の検出
例 患者血清中のIgM・HBc抗体が陽性のもの(キャリアの急性増悪例は含まない)
C型肝炎
- 抗原の検出
例 CV抗体陰性で、HCV・RNAまたはHCVコア抗原が陽性のもの
- 血清抗体の検出
例 患者ペア血清で、第2あるいは第3世代HCV抗体の明らかな抗体価上昇を認めるもの
その他のウイルス性肝炎
HDV、HEVなど上記以外の肝炎ウイルスによる急性肝炎や、その他の非特異的ウイルスによる急性肝炎 (この場合には、病原体の名称についても報告すること)
上記の急性ウイルス性肝炎の報告のための基準を満たすもので、かつ、劇症肝炎となったものについては、報告書の「症状」欄にその旨を記載する。
劇症肝炎については、以下の基準を用いる
肝炎のうち症状発現後8週以内に高度の肝機能障害に基づいて肝性昏睡II度以上の脳症をきたし、プロトロンビン時間4 0%以下を示すもの。発病後10日以内の脳症の出現は急性型、それ以降の発現は亜急性型とする。
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