《 定 義 》 |
Rickettsia prowazekii による急性感染症で、シラミによって媒介される。
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《 臨 床 的 特 徴 》 |
発熱、頭痛、悪寒、脱力感、手足の疼痛を伴って突然発症する。熱は39〜40度に急上昇する。発疹は発
熱第5〜6病日体幹から全身に拡がるが、顔面、手掌、足底に出現することは少ない。発疹は急速に暗紫
色の点状出血斑となる。患者は明らかな急性症状を呈するが、発熱からおよそ2週間後に急速に解熱す
る。重症例の半数に精神神経症状が出現する。初感染後潜伏感染し数年後に再発することがある
(Brill-Zinsser病)。症状は軽度である。
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《 報告のための基準 》 |
診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下のいずれかの方法によって病原体診断や血清学的診断がなされたもの
- 病原体の検出
例 血液からのリケッチアの分離など
- 病原体に対する抗体の検出
例 補体結合(CF)法、酵素抗体(EIA)法など
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《届出について》 |
届出の対象
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患者 |
届出の時期
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7日以内 |
届出事項
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氏名・性別・病名・症状・診断方法・初診年月日・診断年月日・推定感染年月日・感染原因・感染経路・感染地域 |
《備 考》 |
なし
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