• 三重大学医学部附属病院 感染対策チーム

    感染症予防法で、医師からの届出対象となる感染症のリストと届け出基準

    4類感染症で定点報告のもの
    ヘルパンギーナ


    《 定 義 》

    コクサッキーウイルスA群による口峡部に特有の小水疱と発熱を主症状とする夏かぜの一種である。

    《 臨 床 的 特 徴 》

    潜伏期は2〜4日、初夏から秋にかけて、乳幼児に多い。突然の38〜40℃の発熱が1〜3日間続き、全身倦怠感、食欲不振、咽頭痛、嘔吐、四肢痛などがある場合もある。咽頭所見は、軽度に発赤し、口蓋から口蓋帆にかけて1〜5 mmの小水疱、これから生じた小潰瘍、その周辺に発赤を伴ったものが数個認められる。コクサッキーウイルスA群1〜10、17、22型、まれにコクサッキーウイルスB群、エコーウイルスも病原として分離されることがある。

    《 報告のための基準 》

    診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の2つの基準を全て満たすもの
    1. 突然の高熱での発症
    2. 口蓋垂付近の水疱疹や潰瘍や発赤

    上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの


    《届出について》

    届出の対象機関 小児科定点
    届出の対象 患者
    届出の時期 次の月曜
    届出事項 年齢・性別

    《備 考》


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