《 定 義 》 |
種々のウイルス感染による髄膜の感染症である。
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《 臨 床 的 特 徴 》 |
発熱、頭痛、嘔吐を主な特徴とするが、新生児や乳児などでは臨床症状が明らかではないことが多い。項部硬直、Kernig徴候、Brudzinski徴候などの髄膜刺激症状が見られるが同じく新生児や乳児などではこれらが明らかではないことも多い。
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《 報告のための基準 》 |
診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の2つの基準を全て満たすもの
- 以下の臨床症状を呈するもの
- 発熱、頭痛、嘔吐を主な特徴とする
- 項部硬直、Kernig徴候、Brudzinski徴候などの髄膜刺激症状(いずれも新生児や乳児などでは臨床症状が明らかではないことが多い)
- 以下の検査所見を有すること
- 髄液細胞数の増加(単核球優位であることが多い)かつ、髄液蛋白量、糖量が正常であるもの。
上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの
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《届出について》 |
届出の対象機関
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基幹定点 |
届出の対象
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患者 |
届出の時期
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次の月曜 |
届出事項
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年齢・性別・原因病原体の名称・検査方法 |
《備 考》 |
原因となる病原体が病原体診断や血清学的診断によって判明した場合には、病原体の名称についても併せて報告すること
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