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シネ・エデュケーション第5回
「レインマン」
シネ・エデュケーション 第5回「レインマン」
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 初めチャーリーは実兄のレイモンドよりお金のほうに関心があった。しかし、レイモンドといっしょにいるうちにお金のことよりも自分に本当の兄がいるということのほうが大切に思えてきた。その実兄に対するチャーリーの感情が憎しみから愛情へ変わる過程に感動した。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点  映画の中で、精神科医は自閉症の患者とは心が通じないと言っていたが、チャーリーはレイモンドといっしょにいて心が通じ合う。しかし、精神科医はあ まりそのことを認めようとしなかった。医学部の先生も「自閉症は心が通じないとは限らない。」と言っていました。このようなことから、医師は患者やその家族の言うことに耳を傾けなければならないと思った。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点  この映画を見る前までは、自閉症は漢字から推測してひきこもりのようなものと思っていましたが、自分が持っていたイメージとは違うなと思いました。 精神の病気を漢字から推測して自分でイメージを作っていたことがよくありました(以前の分裂症など)。これではいけないということに気づきました。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果  設問3について。自閉症については映画でおおまかなイメージができました。そして家に帰った後、映画の際に配られたプリントを読んで理解が進みました。しかし、そのプリントは難しくてよくわからないところがあったので、家庭の医学辞典で調べましたがのっていませんでした。図書館でもう少し調べてみようと思います。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 主人公の兄であるレイモンドは主人公と出会うまでの間、療養所で生活していたが、そこでの治療というか療養の成果と比べて、兄弟で一緒に過ごした一週間足らずの間の兄の弟に対する変化に驚いた。確かに、今日のように療養所や病棟に同じような症状の人を集めておいて、治療していくのもいいが、この映画のように、もっと外部の人との接触の機会を自閉症患者に与えていくのもいいのではと、他人事の様に聞こえてしまうが少し思った。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 サバン症候群の患者は、画像的記憶能力に優れていたり、カレンダーの日付に対する演算能力が秀でているというのを聞いて、何年か前にテレビでそういう人の特集をやっていたのを思い出した。その中では、あのアインシュタインも一種の障害を持っていたのではないかと言っていた。この症候群患者のような特質を持つ、他の症状、又は症候群はあるのだろうか?
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 映画を見ていく中でレイモンドの、普段の生活のペースを崩したくない一心から出てくる、一種のわがままみたいな行動に、映画ではあっても少し苛立ちを感じてしまったが、解説で自閉症の人達はこのペースを崩したり変えるのが非常に困難であることを聞いて、自閉症に対する知識の少なさと苛立ちを感じた自分が恥ずかしくなった。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 映画を見た後で配布された、自閉症の種類などについて述べられたプリントをよく読んだ。それによって、興味が湧いた(演算能力が優れている事などについてのメカニズム)ので、図書館で探して読んでみる事でさらに知識が深まると思う。またその中で、人として、障害を持った人に対応する自分も見つめる事が出来ればいいと思う
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 自閉症という病気の名前はよく耳にするが、映画を見る前は、自閉症が何の病気であるかすらわからない状態であったので、映画の内容や、映画後の解説で自閉症がどのような病気であるかなんとなくではあるが、知ることができた。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 自閉症は一見知恵遅れのように見えるが、患者の知能障害の程度はさまざまであったり、なかには常人をはるかに凌ぐ知能や演算能力を持つ人もいるということを聞いて、自閉症がなぜ起こるのか、なぜ自閉症患者はコミュニケーション能力などの基本的な生活能力がほとんどないのにもかかわらず、記憶能力や演算能力があれほどすぐれているのか、にすごく興味を持った。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自分の精神病に関する認識の低さや知識の乏しさを最近のシネ・エデュケーションで痛感している。 これからはもっと精神病に対しての認識を高めたり、いろんな精神病に関する知識を得ていきたいと思う。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 自閉症のことをもっとよく知るために、「自閉症の謎をときあかす」、「自閉症だったわたしへ」という二冊の本を図書館で借りて読み始めた。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 サバン症候群の患者(レイモンド・バビット)の自閉的な性質を描くことによって、人と人とは完全に理解しあえないのかというテーマを浮き彫りにしている。このテーマは他の映画等でも見られるが私の関心を強く引くものがある。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 先生は「障害を持つ人とのコミュニケーションはもちろんだが、この映画で本当に言いたかったのは普通の人と人とのコミュニケーションも同じく難しいものではないか」とおっしゃってましたが、僕もまったくそのとおりだと思う。人と人との補完性は実現が不可能なものではないだろうか。ほんのささいな観念でさえ相手と共有するのは難しいのである。話は変わりますが、サバン症候群の患者の行動や才能をもっと詳しく知りたいです。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 サバン症候群の才能や行動を興味の目で見てしまって、おもしろいと感じてしまった。映画は症状を忠実に描いているようにも思えるが、例えば「ファーストは誰だ」や「ロックンロール。バーン!!」をレイモンドが一人で繰り返すシーンはコミカルに描いている感は若干あるものの、そのような障害を笑ってしまうのは私の問題であると思う。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 障害の人の症状を単純に面白いと思ってしまうのは、おそらく障害を持つ人の人生や苦しみをわかっていないからだと思う。それを理解するのには本で人生を読むのもひとつの方法だとは思うが、なかなか苦しみまで理解できるかどうかは疑問である。『シャイン』という映画を見たがその中の主人公の奇行をコミカルに描くシーンがいくつかあったように思う。『レインマン』もそうだが、映画から障害の苦しさを学ぶのは誤った方向性に行きそうに思う。月並みだが、やはり実際にそういう人たちと交流を持つことが大事なのではないだろうか。私は「生涯と人生」という講義を取っている。その講義では障害(脊髄損傷で下半身麻痺)を持つ人が公演を行ってくれたが、やはり基本的に受身なのでそれほど障害について理解を深められたようには思わない。これから交流の機会があれば積極的に関わってみようと思う。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 この映画を観てサバン症候群のことを知り、そういえば自分の近所にも知能は遅れているがピアノの才能は抜群という人のことを思い出した。そのひとが自閉症の一種であることは知らなかったのであらためて病気への理解が大切であることに気付かされた。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 自閉症は各個人において様々な症状が現れるためその人にあった対処がなかなか行われていない事実があるという点。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症は知能障害を有する場合とそうでない場合があるということを知らなかっ  たという点。自閉症の患者さんの中には常同性を持ったり座標軸変換が苦手な人がいるという  ことを知らなかった点。 自分の周りにもこの主人公のような自閉症患者がいたらよく理解し接することができるかという点。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 自閉症の患者さんと接する場合において知能障害の有無・程度、常同性等を十分理解した上でその人に適した対処を心がける必要がある。例えば、日常生活の行動が普通に行えなくても長い目で見て、決して怒ることをせず共に行動したり、同じ言葉を繰り返し言うことも病気による症状だと理解し、対処することが必要である。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 この映画のテーマは、自閉症患者(精神症患者)と健常者とのコミュニケーションのあり方についてだと思います。チャーリーはレイモンドとのやりとりの中でコミュニケーションに必要ないくつかのルールを見出し、それを守ることで自然な付き合いを実現させつつあったと思います。そのルールとは相手の嫌がることを無理強いしないなどですが、これらはある程度の経験を要することだと思います。私は学生生活の中できれば精神症患者の方とも話す機会を設け、コミュニケーションのあり方について模索したいと思いました。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 映画にも出てきましたが、サバン症候群の患者には計算やカレンダーの能力が著しい方がいると聞きました。私は日々自分の記憶力の貧弱さに泣かされているのですが、サバン症候群の患者は健常者と異なる脳の解剖学的構造または神経回路を有しているのでしょうか?
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 ・精神症患者の方との付き合いがなかったため、実際にであった時に身構えてしまうのではないかと思うこと。  ・精神症に関する知識が欠けているため、患者に自分の思い込みを強要し負担をかけそうなこと。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 精神症患者ではなかったのですが、以前脳梗塞で倒れ脳に障害を持った祖母の介護を手伝ったことがあります。最初は正常でない言語や思考に戸惑いましたが、相手の言葉と行動を観察することによりかなりコミュニケーションをとれるようになれました。そこで大切だと思ったことは、相手が話やすいように自分が配慮することです。相手に話してもらってそれを踏まえて自分も話すとコミュニケーションが取りやすくなると思います。私は精神症患者の方とのコミュニケーションは未経験ですが、今後病気の知識も蓄えつつ話し合う機会を持ちたいと思いました。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 この映画を観てサバン症候群のことを知り、そういえば自分の近所にも知能は遅れているがピアノの才能は抜群という人のことを思い出した。そのひとが自閉症の一種であることは知らなかったのであらためて病気への理解が大切であることに気付かされた。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 自閉症は各個人において様々な症状が現れるためその人にあった対処がなかなか行われていない事実があるという点。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症は知能障害を有する場合とそうでない場合があるということを知らなかっ  たという点。自閉症の患者さんの中には常同性を持ったり座標軸変換が苦手な人がいるという  ことを知らなかった点。 自分の周りにもこの主人公のような自閉症患者がいたらよく理解し接することができるかという点。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 自閉症の患者さんと接する場合において知能障害の有無・程度、常同性等を十分理解した上でその人に適した対処を心がける必要がある。例えば、日常生活の行動が普通に行えなくても長い目で見て、決して怒ることをせず共に行動したり、同じ言葉を繰り返し言うことも病気による症状だと理解し、対処することが必要である。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 初めのころの、兄の自閉症に対する無理解に不満を感じました。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 自閉症は不治の病気である、と聞いてショックであった。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症についての知識不足
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 自閉症の特徴について調べた。ここにその一部を書く。  自閉症の特徴(これらがすべてあるというのではなく,人によって程度や組合せが異なります) ●言葉の発達のおくれ  生涯ひとことも話さない人もいるし,話せても,反響言語(オーム返し)や紋切り型のことばだったりする。また,身振りや表情など別の方法を用いたコミュニケーションもほとんどしない ●対人関係の困難さ  乳児期には抱かれるのを喜ばないとか,幼児期になって呼びかけられても振り返らないとか,相手と視線を合わせようとしないなど。学童期や青年期になっても,相手の気持ちを理解できず,友だちと協調して遊ぶことができない。 ●アンバランスな感覚  身体に触られることには過敏に反応して嫌うのに,けがの痛みには平気だったりする。また,赤ちゃんの泣き声や犬の吠え声など日常的な音をひどく不快がって泣き叫ぶこともあれば,ガラスや金属が擦れ合う音など一般の人には耐え難いような音にはケロッとして平気でいたりする。 ●活動や興味の範囲が狭い  手をひらひらさせたり,紐を目の前にかざして振ったり,身体を前後に揺すったりなど,反復的な動作を繰り返す。また,ミニカーやブロックなどを横一 列に並べたり,水道の水を出しけてながめていたりするのに没頭して,他の遊びに興味や関心が広がらない。 ●アンバランスな知的機能  知的機能の水準は個人差があり,発達水準の低い人が多いが,一部の機能が全体の能力と比べて不釣り合いなほど優れていることがある。たとえば,ジグソーパズルや神経衰弱ゲームがやたらと得意だったり,何年も先の暦が全部頭に入っていたり,手芸や絵画がとてもじょうずであったりする。 ●変化に対する不安や抵抗 ものを置く位置や歩く道順,着替えの手順,生活の日課など,決まったやり方にこだわって変化に強い不安や抵抗を示す。        以上 自閉症患者の“問題行動”と呼ばれている行動、いわゆる困った行動をどのように理解するかが、自閉症の患者に関わる側の立場の者にとって、とても重要である。大切なのは、「問題行動には、意味がある」ということだと思う。問題行動が生じた背景にはいったい何があったのかを、冷静に見極める必要があると言える。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 この映画のテーマは、家族のつながり、兄弟愛だと思った。べつに家族だけが特別だと言うのではないが、しかし血のつながり、もっとも自分に近い存在とはなにか通じ合うものが存在し、家族とはすばらしいと思った。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 この映画を見るまで私は自閉症とは単純にひきこもりのようなものという印象しかもっていなかった点に問題を感じる。実際は常同的・反復的な言葉の使用や座標軸の変換が困難、パターン化された行動を好んだりなど様々な症状があることを知って驚いた。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症にたいする単純なイメージ しかないこと。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 .インターネットで自閉症について調べてみた。すると自閉症はまだ原因のよくわかっていない発達障害であり日本に十二万人も存在することがわかった。その症状はこの映画で描かれていたように、相互的な社会関係がきずけない、言語の意味が理解できず、また話言葉や身振りを用いたコミニュケーションをとることができない、行動様式や興味の対象が限定され同じような活動を反復して繰り返す、周囲のわずかな変化にも恐れや苦痛を感じるといった様々な特徴があることがわかった。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 最初、主人公はレイモンドに対して距離を置いたような態度を取っていましたが、一緒に過ごすにつれてレイモンドのことを理解し、二人の心が通じたことに感動しました。また、チャーリーが「病院に戻るかどうかについてレイモンドは決定できる」と言った場面を見て、病気だからといって権限を奪う現状を批判していると感じました。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 先生はサバン症候群の方は画像的記憶や演算に優れているとおっしゃいましたが、何か根拠があるのでしょうか。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 「この映画でダスティン・ホフマンが演じていることは、自閉症の代表的な動きで、全て意味を持っている」ということに気付けませんでした。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 設問2について書きます。サバン症候群の方が特殊な能力を示すのは何故なのかということを知りたいと思い、インターネットで調べてみました。いくつかのサイトを見た結果、サバン症候群が起こる原因については書いてあるのですが、特殊な能力についてはその例しか記載していないものがほとんどでした。ただ、サバン症候群の方は何事に対しても「左耳優先」であり、右脳で全てを処理してしまうそうです。アインシュタインやビルゲイツなども自閉症であったという文を読んで、「自閉症の人たちがいなかったら、現在の文明はありえなかったのではないか」と思いました。自分の中で、自閉症についての考え方が変わり、良い成果が得られたと思いました。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 自閉症の兄とその弟が心を通じ合わせていく様子が丁寧に描かれていた。自閉症の人は医学的に考えると、対人関係を築いたり、相手とコミュニケーションをとることができないと考えられている。確かに、映画の初期は兄弟でコミュニケーションをとることができなかった。しかし、長い時間をともに過ごすなかで、互いに理解していく様子をみると、単に自閉症の人とは心は通じ合えないと判断してはいけないと感じた。たとえば、自閉症や他心の病を抱える人々と向き合った時、障害のことをすぐ念頭に置くのではなく、相手を理解しようとする姿勢を持ちたいと思った。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 先生のお話では、自閉症の方は、座標軸の変換が苦手であるという事だった。例えば、今回の映画で弟が兄にダンスを教えるシーンがあった。一般では、向かいあって教えても支障はないが、自閉症の方の場合同じ向きにたって教えないと、方向など認識できない。映画の中では、それがきちんと描かれていると思う。今後、自閉症の方と接する機会がある時このような知識があるとより円滑なコミュニケーションをとりやすいのではないかと思った。自閉症に限らず、病気に対する知識があると病気のかたに対する理解は深まると思う。日本ではそのような病気のかたへの理解がなかなかなされていないと感じる。一般の教育のなかで学んでいく必要性を感じた。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症に限らず精神障害についての理解に乏しいこと このような障害を抱える方えの接し方がわからないこと
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 自閉症に限らず精神障害を抱える方へ、偏見を持ってはいけないという事は理解しているのですが、例えば駅などでそのような方を見かけると特別視している自分がいることに気づく時があります。その原因は知識が不足していることにあると思う。相手を理解するには、相手の抱えている悩みを理解する必要があると思います。病気を積極的に知ろうとする態度や、学んでいく姿勢を持ちたいと思う。そうすれば、もっと自然に接していけるのではないか思う。このような姿勢を社会的にももっと浸透させていけば、障害者のかたへの偏見は減り、暮らしやすい世の中になると考える。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 自閉症の患者自身は自分の領域さえ犯されなければ平穏に過ごせるようなので、患者自身より家族のがつらいように思えた。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 レイモンドが計算やカードの記憶に優れていたように、自閉症患者はなにか特定のことに秀でたりするのだろうか。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症の発症はどういうことによるのか、また治療は可能なのか知りたいと思った。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 3について。「自閉症児エリーの記録」という本を読んだ。主人公エリーは生まれた時から自閉症であった。両親がそのことに気づくのにはかなりの時間を要するのだが、その後治療を行うことでエリーはかなり外界ともコンタクトをとれるようになった。はっきりした治療が確定されているわけではないようだが、治療法があることはわかった。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 最初チャーリーは、レイモンドの行動や言葉をまともにとりあわず、 自分の常識をレイモンドに押し付けようとしていらだつだけだったがレイモンドの自分に対する愛情に気づき、チャーリー自身も彼に愛情を感じるようになって、レイモンドの世界を理解していった事、最後には気持ちを通じ合わせるようになった事にとても感動しました。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 家族のような近しい人の愛情は、医者にはなかなか患者さんに与える事の出来ないもので、そういったものが患者さんには大切なのかもしれないと考えさせられました。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症についての知識があまり無い事。実際に自閉症の人に会った時、コミュニケーションがうまくいかない事に戸惑ったりいらいらしてしまうかもしれない事。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 3に書いたような問題を解決するには、やはり自閉症の人達と実際に関わる事が大切だと思います。とりあえずは自閉症に関する知識を増やそうと思い、「光とともに……」(戸部けいこ作)という、 自閉症の子について描かれた漫画を読みました。自閉症の子を持った親の悩みや、実際に自閉症の人が生活するためにどういった工夫をしているかなどがわかりました。面白かったです。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 チャーリーとレイモンドの関係が時間を経るにつれて良くなっていっていることを感じた。やはり、兄弟の絆は固いと感じた。あと、医療側の傲慢さも感じた。チャーリーがレイモンドと一緒に暮らせないと決めつけているようなところがあった。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 先生は自閉症の人は、何か特別な能力、例えばレイモンドの場合は優れた画像的記憶力があるとおっしゃっていたが、何故なのだろうか。
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症というと、自分の殻にこもって他の人と接触しない、引きこもりのようなものだと思っていました。しかし、自閉症でも他の人と接触するし会話もある程度はする。そして、見知らぬ人とでも長い間、時間を共有することで気持ちを通じ合わせることができると思った。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 自閉症の原因が何であるのかを調べてみました。「はっきりと原因は分かっていないが、恐らくこの障害は特に社会的、感情的な情報処理あるいは言語能力については中枢神経系の器質的な機能障害に基づくものである」と、あった。(ステッドマン医学大辞典第5版より)  また、「自閉症(中根晃編集 日本評論社)」の中の、治療の基本という項の中で、「自閉症の治療とは、将来の社会生活が円滑になるよう必要なスキルを習得させ、好ましい生活パターンを身につけさせる努力といってよい。」 と、あった。  チャーリーとレイモンドのように、熱い思いが伝わることはあるのかも 知れない。でも、最後にチャーリーはレイモンドが病院で過ごすことを選んだ。レイモンドがこれ以上質問を受けるのが、かわいそうだということも確かにあったと思うが、やはり、医療者の協力がこれからの生活には必要なのだという意味も含まれていたのではないかと思う。
医学生の提出レポートから
この映画を見て感じた、この映画に関する感想等 最初は横暴で思いやりがなく、自分のことしか考えていない主人公が、今までその存在を知らなかった自閉症の兄と出会い、主人公自身よい方向に変化し、兄までも心を通わせるようになり、現実世界でもこのような奇跡(?)があってほしいと切実に思った。
映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて感じた問題点 自閉症の人たちは、本当に周りのことをわかっていないのだろうか?
この映画を見て、および、映画を見た後の医学部の先生の解説を聞いて受けた自分自身の問題点 自閉症という病気についての知識がほとんどなく、自分で勝手に解釈して誤解していることも多々あった。
上記について考えたことと解決に向けた行動について、また、その具体的な成果 自閉症という病名と症状はなんとなくわかっていたつもりだったが、映画をみて、解説を聞いて、今まで考えていたものとズレがあるのがわかった。ウチの近所に私の同級生の兄で自閉症の人がいる。私はその人の症状が自閉症そのものとおもっていた。その人はおそらく、自閉症の中でも症状が重いほうで、映画を見て自閉症でも症状の軽い人から重い人までいろいろいることがわかって驚いた。近所の人で自閉症の人がいたというのもあり、自閉症について誤解していることも多々あったので、この映画を見たのをきっかけに自閉症についての関心が高まった。正直に言うとこの映画を見ていなかったらそんなことはしていなかったと思うが、家に帰り早速インターネットで調べてみた。自分が思っていたことが正しいこともあったが、やはりほとんどが知らないことで大変勉強になった。少ない知識ではあるが、前よりも増えた知識によりもしかしたら、近所にいる自閉症の人を今までとは違った観点で見れるのかもしれないと思った。
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