看護学実習の内容

基礎看護学実習

基礎看護学実習はⅠとⅡに分かれています。それぞれ1年生と2年生で行います。

基礎看護学実習Ⅰ
1年生の後期に6日間実施します。この実習では、病院の役割・機能を知るとともに、種々の医療従事者の役割や連携について学びます。また、患者のライフステージや健康レベル、患者を支える家族について、患者とのコミュニケーションを通して考えます。
さらに、実際の医療現場で看護技術を用いた実践を行うことにより、看護の役割を考え今後の学習につなげます。
基礎看護学実習Ⅱ
2年生前期に約2週間にわたって、医学部附属病院の病棟で実習します。
実際に入院されている患者さんの受け持ち学生となり、 これまで学んできた知識や技術を活かして、身体の状態を理解し、必要な看護援助を行います。これらを通して人の健康生活を考え、看護の役割について学びます。

領域別実習

領域別実習は、3年次後期の9月から2月に行われます。10名程度のグループに分かれ、「成人看護学実習Ⅰ・Ⅱ」「精神看護学実習Ⅰ」「小児看護学実習Ⅰ」「母性看護学実習Ⅰ」「老年看護学実習Ⅰ」の6領域、すべての実習を行います。 4年次前期には、「地域看護学実習Ⅰ」「在宅看護実習」を行います。

成人看護学実習Ⅰ・Ⅱ
成人看護学実習は、成人看護学実習Ⅰと成人看護学実習Ⅱからなります。
この実習では成人期の特性を理解したうえで、健康上の問題を持つ患者さんの健康レベル・状態に応じた看護実践を目標としています。
成人看護学実習Ⅰでは、臨地実習に必要な急性期および慢性期看護の知識・技術を整理し、学習を深めた上で、病棟実習で実践的に学習します。
その後、成人看護学実習Ⅱでは、手術を受ける患者さんなど、生命力の急激な変化が予測される方を受け持ち、その特徴を理解した上で、心身の苦痛の緩和、日常性の回復に向けた援助を行います。
また、慢性的な経過をたどる患者さんを受け持つ実習では、その特徴を理解した上で、健康障害のレベルに応じた看護やQOLを向上させるための援助を行います。
精神看護学実習Ⅰ
精神障害をもつ患者さんを受け持ち、関わりを通じて患者理解を深め、個別性に応じた看護が展開できることを目指します。
また、プロセスレコード演習等を通じて、自己理解・自己洞察を深め、それをいかして精神保健活動を実践する能力を養います。
小児看護学実習Ⅰ
子どもとその家族への看護を実践する能力を養います。
また、小児病棟において1~2名の患児を受け持ち、看護過程を展開していきます。
母性看護学実習Ⅰ
妊娠・分娩・産褥期にある女性や新生児の受け持ちを通して、その看護について理解を深めます。
老年看護学実習Ⅰ
老年期にある療養者を受け持たせていただき、対象のヘルスアセスメントを基に個別性に合わせて健康維持増進、日常生活の自立を支援する為の高齢者への看護を学びます。
また、保健・医療・福祉の連携とそこでの看護の役割についても体験し理解を深めます。
在宅看護実習
疾病や障害を持ちながら在宅で生活する療養者とその家族の健康状態および生活環境を総合的に捉えて健康上のニーズを把握し、対象に合った訪問看護の展開のあり方を学ぶ実習を行います。
地域看護学実習Ⅰ
保健所や保健センターにおいて地域に生活する多様な健康レベルにある住民を対象に個人・家族・集団を対象とした看護活動の展開に必要な知識と技術を学び、保健・医療・福祉の地域ヘルスケアシステムにおける看護の機能と役割の理解を深めます。

選択実習

選択実習は、4年次前期に行われます。これは、8つの領域(基礎・成人・精神・小児・母性・助産・地域・老年)から自分が選択し、所属するゼミナールと関連付けて希望するテーマに沿って4週間の実習を行い、それを基に看護研究へと繋げ、卒業論文に取り組みます。

基礎看護学実習Ⅲ・Ⅳ
最先端の医療や緩和医療など、自分の興味に合った医療チームの中で看護実践を行うことで、これまでに学習した理論や技術に関する知識、思考法、医療者としての態度をさらに深化させます。
成人看護学実習Ⅲ・Ⅳ
成人期のライフサイクルにそった身体的、心理的、社会的特徴をふまえて、クリティカル、慢性期、周手術期、終末期などさまざまな状況にある対象の個別的看護を実践する能力を養うために、学生が自らの関心領域を選択して実習を行います。
精神看護学実習Ⅱ・Ⅲ
一人の患者さんを受け持ち、ケアを展開しながら、テーマに応じた介入(退院指導や家族介入など)を行ったり、 他職種と連携しながらケアを展開するチーム医療を体験します。
精神障害を持ちながら地域で生活している方々と作業や生活場面をともにしながら、社会復帰過程や制度について学びます。
小児看護学実習Ⅱ・Ⅲ
保育所において、0~5歳児のうち1クラスを受け持ち、健康乳幼児の保育に参加して、年齢による違いや個人差を知り、成長発達評価を行います。
また、病棟実習では重症心身障害児病棟、小児慢性疾患病棟、小児病棟、周産母子センター(新生児・分娩病棟)のいずれかにおいて実習し、各専門分野での小児看護について学びます。
母性看護学実習Ⅱ
母性看護学実習Ⅰで得た学びを発展させ、母性の対象を幅広く捉え、健康増進に向けた健康教育等の計画・実践に関わる過程を学びます。
地域看護学実習Ⅱ・Ⅲ
地域看護学実習Ⅰで得た学びを基に、対象の健康の保持増進や疾患の増悪予防に対する支援についての看護活動の展開を通し学びを深めます。
老年看護学実習Ⅱ・Ⅲ
あらゆる健康状態にある高齢者を対象として、学生各自がテーマを持って臨地実習に臨み、対象のQOL向上を目指した具体的な健康援助のあり方を探求し、老年看護の実践能力を高める実習を行います。
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