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講座・研究分野

認知症医療学講座

認知症医療学

Department of Thoracic Cardiovascular Surgery
  • TEL

    059-231-6031

  • FAX

    059-231-6031

認知症医療学

“認知症の地域医療力アップを!” 認知症患者は人口の高齢化とともに増加の一途を辿り、現在は200数十万、2020年には300万人に達する見込みです。少子化・核家族化の進む中、老々・認々介護の増加が社会的問題となっており、認知症患者を地域全体で支える体制づくりが急務です。本講座は三重県による寄附講座で、平成22年4月1日に設置されました。認知症ネットワークの構築、啓発活動、コホート研究を主たる目的とし、認知症に対する地域医療の底力アップに貢献すべく活動しています。

  • 教 授

    冨本 秀和 (併任)

  • 准教授

    佐藤 正之

  • 助 教

    木田 博隆

  • 学部担当科目

    認知症・高次脳機能障害

  • 附属病院診療科

    物忘れ外来(神経内科専門外来)

  • 居 室

    先端医科学教育研究棟 2階

研究・教育内容

当講座は、神経病態内科学(神経内科学)講座と一体となった活動を行っています。

認知症ネットワークの構築

従来型のネットワークでみられる病診連携パスの設定に加えて、福祉、行政、司法まで包含した、トータルかつ細やかな仕組みを整えていきます。木田博隆助教が主に携わっています。

かかりつけ医・コメディカル・住民への啓発活動

多職種が参加しての勉強会、市民公開講座などを通して、医療従事者のみならず一般住民に対しても認知症への理解を深めていただけるよう、事業を展開して行きます。

認知症の地域コホート研究

佐藤准教授の前任地である東北大学高齢高次講座での取り組みに倣い、三重県内にモデル地区を設定し認知症健診を行い、発症率や地域特異性などを明らかにするとともに、今後の対策に役立てていきます。

その他の研究・活動

高磁場MRIを用いた新しい画像診断技術の開発(脳循環研究推進プロジェクト研究室、神経内科と連携)、認知症診断への神経心理学と画像所見を組み合わせた研究、そして学部と診療科の垣根を越えて音楽を用いた認知症へのリハビリテーションの応用研究を行っております。

画像1

画像2
皮質下虚血性認知症患者2名の頭部MRI T2強調画像 (AB, CD)と島皮質下の病理標本(E:正常, F:AB G:CDに対応. ABでは島皮質下の高信号が強く、病理(F)で脱髄が著名であるのに対し、CDは高信号・脱髄ともに軽度である. 同部位はマイネルト核から大脳皮質へのアセチルコリンの投射路にあたり、認知機能障害の責任病巣の一つといえる
(Tomimoto et al. Eur J Neurol 14:95-101, 2007)

研究業績

  1. Nardilysin regulates axonal maturation and myelination in the central and peripheral nervous system.
    Ohno M, Hiraoka Y, Matsuoka T, Tomimoto H Takao K, Miyakawa T, Oshima N, Kiyonari H, Kimura T, Kita T, Nishi E.Nat Neurosci. 2009 Dec;12(12):1506-13.
  2. Small artery dementia in Japan: radiological differences between CADASIL, leukoaraiosis and Binswanger's disease.
    Tomimoto H, Ohtani R, Wakita H, Lin JX, Ihara M, Miki Y, Oshima F, Murata T, Ishibashi K, Suenaga T, Mizuno T. Dement Geriatr Cogn Disord. 2006;21(3):162-9.
  3. Absence of cholinergic deficits in "pure" vascular dementia.
    Tomimoto H, Ohtani R, Ihara M. Neurology. 2005 Jul 12;65(1):179.
  4. Agraphia in intellectually normal Japanese patients with ALS: omission of kana letters. Satoh M, Takeda K, Kuzuhara S. J Neurol. 2009 Sep;256(9):1455-60.
  5. 脳の老化・認知症の病理学的背景からアンチエイジングを探る.木田博隆、矢田健一郎、冨元秀和. Angiotensin Research 6(2):111-117,2009.
  6. 退職校長・教頭を対象とした軽度認知障害の評価法 新堂晃大、佐藤正之、葛原茂樹 認知神経科学、10: 207-210、2008.