公衆衛生学(Public Health)は「組織されたコミュニティーの努力を通じて疾病を予防し、生命を延長し、身体的・精神的機能の増進をはかる学術(Science and Art)」(Winslow, 1920)であり、人間をとりまく環境と社会集団を対象として人々の健康を保持増進するための学問であると同時に実践活動の面を有します。歴史的には、地域(コミュニティー)を対象とする地域保健と職域を対象とする産業保健が大きな構成分野です。当教室ではバックグラウンドの知識にかかわらず、このようなテーマに興味を持ちつつ意欲のある人材を広く募集しています。将来、三重大学をはじめ国内外の大学・研究機関で活躍できる国際的競争力のある研究者・教育者の育成を重視しています。

教授
笽島(そうけじま)茂
講師
山崎 亨
学部担当科目
社会医学
居室
先端医科学教育研究棟 5階

研究・教育内容

 私達は、大学院医学系研究科・環境社会医学講座における公衆衛生・産業医学分野の教育と研究を担当しています。卒業後すぐ進学する方、研修医、社会人、医学科出身以外の方など種々の立場でその経験を活かして研究ができるのが当分野の特色です。公衆衛生学的アプローチを理解することにより、社会における医師・研究者としての自己の役割を際だたせることを期待します。
  自立した研究者として必要とされる課題設定(研究デザイン)、実施、データ分析および論文作成の基礎的能力と基本的な教育手技とを身につけることを目指します。まず疫学・統計学をはじめ研究法の基礎と応用を指導します。続いて文献レビュー・論文作成の指導を行い、英文原著論文発表を当面の目標とします。希望により、産業医や公衆衛生医として現場を体験することも可能です。また、希望と必要性により、国内(国立保健医療科学院、成育医療センター、労働安全衛生総合研究所、他)や国外(ハーバード公衆衛生大学院、他)留学も斡旋します。

 当教室が現在重点的に取り組んでいる主な研究課題は以下の通りです。
1. 行政データの活用を意図した地域における研究基盤の確立
2. 労働時間が健康に与える影響の検討
3. 電磁界が健康に与える影響の検討
4. 生活の質(QOL)を評価指標とした研究
5. ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)が健康に与える影響の検討
6. 運動が健康に与える影響の検討


1. 労働時間と急性心筋梗塞の関係


2. Harvard Medical School Quadrangle

研究業績

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