第54回中部日本生理学会・第100回近畿生理学談話会 合同大会 メインロゴ

第54回中部日本生理学会・第100回近畿生理学談話会合同大会 報告

 去る10月19日(金)、20日(土)の2日にわたり三重大学大学院・医学系研究科・先端医科学教育研究棟3階のスペースを使って、上記学会を開催いたしました。前日までの好天とうって変わり、19日は昼前から低気圧の通過でかなりの風と雨の一日となりましたが、当日参加12名と私達を加えて164名の参加となりました。演題数も、口演発表38題、ポスター発表35題(うち1題は紙上発表)と多数参加を頂きました。

 初日は9時50分開会で10時から2人座長制でセッションを開始し、昼前に総会を組み入れ、昼食の後ポスターセッション、2つの口演セッションの後、三重大学大学院医学系研究科がんワクチン治療学、遺伝子・免疫細胞治療学教授の珠玖 洋先生に「医学研究の社会貢献−日本におけるトランスレーショナルリサーチの課題−」と題して特別講演をお願いいたしました。珠玖先生のがんワクチン開発を例に取ったトランスレーショナルリサーチのお話は生理学会員には興味深く受け取られ、好評でした。

 講演終了後、約90名が参加して懇親会が開かれました。山本哲朗当番幹事代表の挨拶の後、岡田泰伸日本生理学会長、川口三郎京都大学名誉教授、金子章道IUPS会長のお話をいただきました。また、「御当地クイズ」なども織り込み中部と近畿の生理学会員が和気藹々とした懇談の機会を持つことが出来ました。

 翌日は清々しい秋晴れが戻ってきて、9時前からのセッションにも多数の参加があり、午後のセッションでも熱のこもった討論が続きました。演者や座長の皆様の御蔭で、大きなトラブルも無く学会を終えることができ、主催者一同感謝申し上げます。

 学会終了後は、中部日本生理学会では恒例になっておりますテニス大会が、近畿地方会の会員の参加も得て大いに盛り上がったことも付け加えさせて頂きます。

 来年の第55回中部日本生理学会は、愛知医科大学で岡田 忠、菅野潤壹、岩瀬 敏、熊澤孝明教授が当番幹事を、第101回近畿生理学談話会は国立循環器病センター研究所の盛 英三、若林繁夫、沢村達也先生がお世話下さる予定です。詳細は、それぞれの世話人の方から追って通知される予定です。

中部・近畿生理学会合同大会 当番幹事
山本哲朗、山崎英俊

学会風景の写真です。クリックで拡大します

  • 1.ポスター会場
  • 2.口演会場
  • 3.特別講演
  • 4.懇親会
  • 5.テニス大会