産科臨床(異常妊娠・胎児異常・無痛分娩)

異常妊娠

当センターでは、切迫流早産や妊娠糖尿病などの妊娠合併症のみならず、合併症妊娠にも重点を置いています。近年の妊婦年齢の⾼齢化は、合併症妊娠の増加につながっており、需要が⼤きくなっている分野であると考えております。

胎児異常

当センターでは、切迫流早産や妊娠糖尿病などの妊娠合併症のみならず、合併症妊娠にも重点を置いています。近年の妊婦年齢の⾼齢化は、合併症妊娠の増加につながっており、需要が⼤きくなっている分野であると考えております。

【表】当センターにおける胎児異常の経験例

胎児異常 疾患名
中枢神経 ⼆分脊椎、ダンディー・ウォーカー症候群
顔⾯・頸部 ⼝唇⼝蓋裂、頚部嚢胞
⼼⾎管 単⼼室、左⼼室低形成症候群、房室中隔⽋損症、⼼室中隔⽋損症、⼤動脈縮窄症、完全⼤⾎管転位症、ファロー四徴症、両⼤⾎管右室起始症、胎児不整脈
肺分画症、先天性嚢胞性腺腫様肺奇形、横隔膜ヘルニア、乳糜胸、胸⽔
腹部 消化管閉鎖、肝脾腫、腹⽔
泌尿・生殖 多嚢胞腎、⽔腎症、異形成腎、尿道下裂、卵巣腫瘍
筋骨格 ⾻系統疾患

無痛分娩

⼼⾎管系合併症妊娠など医学的な適応で計画分娩を必要とする場合、もしくは無痛分娩を希望される場合に⾏っています。
当院では、硬膜外⿇酔を⽤いた無痛分娩を⾏っています。背中から針を刺し、背⾻の中に硬膜外カテーテルというチューブを⼊れて、⿇酔を流し、下半⾝の痛みを取り、陣痛の痛みを和らげながら分娩する⽅法です。当院では、硬膜外⿇酔を⽤いた無痛分娩を⾏っています。
実際には、⾃然陣痛開始後、分娩がある程度進⾏してきた時点で⿇酔を開始します。⽬安として⼦宮⼝が5〜6cm開いたとき、もしくは医師が実施のタイミングを判断します。
無痛分娩関係学会・団体連絡協議会(JALA)の提⾔に基づき、無痛分娩を⾏っています。
ご不明な点は担当医にご相談ください。