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ごあいさつ

 三重大学整形外科学講座は昭和26年(1951年)5月1日に日本で30番目の整形外科学講座として開講しました。初代教授鶴田登代志先生に始まり、荻原義郎教授、内田淳正教授(現三重大学学長)と引き継がれ、現在、小生が4代目を拝命しています。現時点(2013年9月現在)における同門会員は270名(現時点までの総数は293名)であり、関連病院は34施設あります。正式名称は三重大学大学院医学系研究科臨床医学系講座運動器外科学・腫瘍集学治療学であり、スポーツ整形外科学寄附講座と脊椎外科・医用工学寄付講座と協力して診療・研究に当たっています。現在、大学には16名の教員、6名の後期研修医が在籍しており、股関節外科、膝関節外科、骨粗鬆症、スポーツ整形、脊椎外科、骨軟部腫瘍、関節リウマチ、手外科の8つのグループからなる診療チームを構成して最先端の整形外科診療を行っています。また、26名の大学院生が在籍し、軟骨修復の機序の解明および新規治療法の開発、人工関節材料の解析、骨粗鬆症における疼痛機序の解明、骨盤広範囲骨欠損に対する新規再建法の開発、骨軟部腫瘍における新規バイオマーカー・新規抗がん剤の開発、骨軟部腫瘍における細胞外環境、椎間板変性の病態解析および椎間板再生修復を目的とした生物学的治療法の開発、肩腱板断裂の遺伝子レベルにおける病態解明、骨格筋の虚血再灌流障害、末梢神経再生機序の解明などに関する研究を行っています。2012年1~12月までの期間における国際学会での演題発表数は45演題、英文誌への掲載論文数は29論文であり、海外への留学も積極的に推し進めています。今後も多くの優れた整形外科医を育成することに主眼を置き、三重県の基幹病院として地域医療、救急医療など県内の医療ニーズに答えることができるように、また、更なる整形外科学の発展に寄与することができるように邁進していく所存であります。

整形外科学 教授 湏藤啓広

整形外科関連学会・研究会案内

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三重大学 三重大学大学院 医学系研究科