〜地域医療編〜 医員 清水 深
■日時
平成23年4月29日(金曜日)
■場所
JR高茶屋駅、集合・解散
■対象
津生協病院、高茶屋診療所、周辺地域の皆さん
■参加スタッフ
高茶屋診療所スタッフ有志のみなさん、清水
■内容
津生協病院高茶屋診療所の皆さんと周辺地域の皆さんで、ウォーキングに行って参りました。
JR高茶屋駅前集合・解散で、ウォーキングは9:30JR津駅西口から一旦偕楽公園へ、そこから11:00市役所経由でJR阿漕駅まで。
刑務所の脇を抜けて阿漕駅までの道は、田んぼの中で、のどかな風景でした。
阿漕駅近辺の割烹で昼食。貸し切りで、お店は一行26名で満杯。懐石風のお弁当880円。ご飯はお代わり可。直前に別の仕出し弁当の注文が入ったとのことで、狭い店内はしばらくバタバタ。でもおいしかったです。ごちそうさま!
このあとJR高茶屋駅まで戻って解散。
実は寝坊して、皆さんが市役所を出た後、津新町の東でやっと合流できました。事務長さんはじめ皆さん、すみませんでした!
このため自宅から津新町に向かってバスに乗るまで歩いた分と、後に述べる松阪散策の分を含め、計8.5km、時間にして計3:35ほど。消費カロリー約963kcalでした。(Nike+iPodのログによる)
JR高茶屋駅近辺の高架下の駐車場から、今度は残った有志の方4名と、事務長さんの車で、松阪市民文化会館の向かいにある、松阪文化財センターで開催されている星野富弘詩画展へ。
入場料は無料ですので、興味と時間のある方は、一度ご覧になってはいかがでしょうか。心に染みるメッセージでした。
「はなしょうぶ」
黒い土に根を張り
どぶ水を吸って
なぜ きれいに咲けるのだろう
私は
大ぜいの人の
愛の中にいて
なぜ みにくいことばかり
考えるのだろう
「むらさきつゆくさ」
二番目に 言いたいことしか
人には言えない
一番言いたいことが
言えないもどかしさに
耐えられないから
絵を描くのかもしれない
うたをうたうのかもしれない
それが言えるような気がして
人が恋しいのかもしれない
「やぶかんぞう」
いつか草が
風に揺れるのを見て
弱さを思った
今日
草が風に揺れるのを見て
強さを知った
などなど。
別に彼が障碍者だからではなくて、真剣に正直に生きているから、言葉が直接他人の心に響くのだと思います。
それから松阪城址の藤棚へ。藤はまだ満開にはほど遠い。
しかしそこから展望できる市街地に、変な天守閣みたいな建造物を見つけたので、そこへ行ってみることに。
なんと廃業した歯科医院裏手の、先々代のオーナー宅だった建物でした。自分ならとてもこんな建物は建てられません。
さてその2軒隣のケーキ屋さん、お菓子茶屋1010番地へ。
自分はケーキにオペラを、セットのドリンクにヌワラエリヤというセイロンティーを選びました。
お店のスタッフは若いのですが、地元のマダムやカップルに混じって、多くの老若男女がお茶するお店は、愛されているなあ、という感じです。
次なる最後の目的地は、診療所のスタッフの方の実家の居酒屋。
おいしいお魚が食べられる!メニューのお酒の銘柄に、真澄がある。芋焼酎の銘柄には、赤兎馬(せきとば)がある。(独特のうまみと芳醇な香りがたまらない) おすすめプリンなんてのもある。お酒やうまいものがお好きなんだな、ということがよく分かります。こういうお店に出会えると、幸せですね。
その前に、牡丹で有名な光福山延命院朝田寺へ寄り道。
日々の手入れのお陰か、一輪一輪が大きく、色が濃い。
なお牡丹の地植えは、お彼岸が過ぎてから。夏の暑さを嫌い、休ませる必要があるそうです。
直接関係ないが、庭の池の水がきれいで、鯉も大きい。
ちなみに住職の娘さんは声楽家だそうです。
住職のマスコット犬は「合掌」ができます。
最後に特別に本殿の奥に入れていただき、重要文化財の地蔵菩薩を拝観。
本殿の天井から沢山吊された初盆の人の着物の供養など、地蔵信仰由来の風習の話を伺う。
たぶん住職さんの頭の中では、地蔵信仰に統合された土着宗教から天台宗までがシームレスに一体化しているのでしょう、宗教の持つ社会的役割の原点に立ち返った、全てを包含する温かい心を感じました。
悉有仏性(しつうぶっしょう)、皆で助け合って悟りの境地を目指す。
患者さんと共に歩んでより良い生活を目指す。
真の宗教と患者中心の医療は通じています。
また現代宗教と土着宗教の関係は、現代医学と伝統医学の融合にも似て、統合医療の思想にも通じる、興味深いお話でした。
合掌。
これをご覧になって、家庭医療学/総合診療科に興味をもたれた皆様、我々と一緒に学び、働きませんか?どうかよろしくお願いいたします。
(平成23年5月)
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