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教授挨拶

三重大学大学院 医学系研究科 生命医科学専攻 臨床医学系講座 腎泌尿器外科 教授 杉村芳樹
三重大学腎泌尿器外科のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。

腎泌尿器外科の専門とする臓器は、副腎・腎・尿管・膀胱・前立腺・尿道・男性生殖器などです。このような臓器の外科治療(腎移植を含む)とともに、尿路感染症、排尿障害、腎不全、生殖内分泌疾患など内科的な疾患も取り扱います。

近年、高齢者社会の進展とともに高齢男性に多い前立腺肥大や前立腺がんを中心とした泌尿器科診療の需要は急増しております。

さて、大学病院の臨床面においては、私の専門分野ということもあり尿路性器悪性腫瘍の診断・治療が主体となっております。最近急増している前立腺がんはもとより、膀胱がん・腎がんなどの手術治療や、抗がん剤治療などの集学的治療を行っております。さらに、泌尿器腫瘍に対する低侵襲手術法として、早期腎がんや副腎腫瘍では腹腔鏡下手術、限局性前立腺がんではミニマム創手術を施行してきました。前立腺がんに対しては2015年2月よりロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術(ダビンチ手術)を開始しております。 また、合併症をお持ちの腎がん患者さんにおいては、当院の放射線科(IVR科)の協力を得て、ラジオ波及びクライオ(凍結治療)などのアブレーションによる安全かつ低侵襲な、最先端のがん局所治療にも取り組んでおります。また、2012年6月より前立腺肥大症に対する低侵襲治療として最新のレーザー治療(光選択的前立腺蒸散術)であるPVPを導入し、抗凝固剤を服用されておられるようなハイリスクの患者さんに対しても安全な手術治療を施行しております。 このように、当科では、PVPおよびダビンチなどの、より低侵襲で安全な腎泌尿器外科治療装置の導入を進めており、患者さんにとって優しい診療を目指しております。また、婦人泌尿器科疾患(尿失禁、膀胱脱など)に対しても専門外来(女性泌尿器科医が担当)を開設して、TVM手術などの根治術を積極的に施行しております。腎移植に関しては、近年では夫婦間のABO不適合の生体腎移植も安定した成績が得られており、ドナー腎摘出手術も低侵襲な腹腔手術を施行することにより、より充実した腎移植治療を目指しております。

大学病院では、臨床ばかりでなく、医学生の教育と研究も重要な使命です。三重大学腎泌尿器外科の大学院における研究面においては、前立腺がん、膀胱がんや腎がんなどの泌尿器がんの臨床および基礎研究が主に行われております。とくに、当科においては、前立腺がんと肥大症に関する基礎研究を主題としており、上皮—間質細胞の相互作用および増殖因子に注目しております。

三重大学腎泌尿器外科しかできない、オンリーワンの世界に通用する特色ある研究を行っていると自負しております。

最後に、三重大学腎泌尿器外科の目標としては、全国レベル以上の臨床と研究水準を維持するとともに、最新の診療技術を進んで取り入れ、地域に良質な泌尿器科医療を提供することです。この目標を達成するためにも、若手医局員の卒後教育と人材育成に重点を置き、それに加え勤務医と開業医の先生のための生涯教育も充実させていきたいと思っております。

教授紹介

略歴

昭和53年3月 三重大学医学部卒業
昭和54年3月 東京女子医大腎センター研修終了
昭和58年3月 三重大学医学部泌尿器科大学院終了、医学博士号取得
昭和58年5月 米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)解剖学教室(クーニャ教授)留学(前立腺の発生増殖機構の研究)
昭和62年9月 三重大学医学部泌尿器科講師
平成2年8月 文部省在外研究(短期)にて、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)解剖学教室へ留学(前立腺の増殖因子の研究)
平成6年4月 愛知県がんセンター泌尿器科、初代部長
平成13年10月 三重大学医学泌尿器科学教室、教授就任
現在に至る

専門分野

泌尿器腫瘍の診断と治療、特に前立腺がんと前立腺肥大症の基礎および臨床

著書

前立腺の病気 改訂新版  保健同人社(2007年)前立腺の病気 改訂新版  保健同人社(2007年)

趣味など

スキー、ゴルフなどのスポーツ。
最近は、Beach walking(浜歩き)と貝拾い。
現在、医学部競技スキー部、硬式テニス部の顧問をしています。

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