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男性更年期障害(partial androgen decline an aging male; PADAM)

更年期障害といえば、加齢に伴う女性ホルモンの低下に起因して女性におこるものと考えられがちですが、じつは男性にも更年期障害が存在します。しかし、女性ホルモンの場合とちがって、男性ホルモン(アンドロゲン)はかなりゆっくり低下するため、男性更年期障害という表現ではなく、PADAM (partial androgen decline an aging male) と呼ばれています。

PADAMに伴う症状

  1. 精神、心理症状
    うつ、いらいら、神経過敏、不安、疲労感、生気消失
  2. 身体症状
    発汗、ほてり、睡眠障害、持続力低下、体力低下、筋肉痛
  3. 性機能関連症状
    性欲低下、勃起力低下

PADAMの診断

  1. 質問紙
    精神心理症状、身体症状、性機能関連症状をスコア化して評価します。
  2. ホルモン検査
    血液中の複数の男性ホルモンを計測します。

PADAM の治療

PADAM関連症状を訴え、血中男性ホルモンの低下を認める症例に対して、男性ホルモン補充療法を行います。ただし、前立腺がんあるいはその疑いがある場合や排尿困難の強い前立腺肥大症は禁忌となります。現在、日本では注射と内服剤が保険適応になっていますが、経口剤は吸収が悪く副作用もあるので、2-4週間おきに筋肉注射剤を投与するのが一般的です。どのくらい投与してらいいかというあきらかなデータはありませんが、6ヶ月を目安に休薬して観察し、そのまま改善することもあります。

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