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副腎腫瘍

副腎腫瘍には、ホルモンが過剰でさまざまな症状をきたす機能性副腎腫瘍と、ホルモンの値は正常な非機能性副腎腫瘍があります。
機能性副腎腫瘍には、アルドステロンというホルモンが高い原発性アルドステロン症とコルチゾルというホルモンが高いクッシング症候群に伴う、副腎皮質の腫瘍と、カテコールアミンというホルモンが高い褐色細胞腫という副腎髄質の腫瘍があります。それぞれ高血圧や肥満、糖尿病などの精密検査を行っている際にホルモン値の異常で発見されます。また、別の病気の精密検査をしていてCTを撮られ、偶然副腎に腫瘍がみつかるものもあります。また、他臓器のがんが副腎に転移をきたした、転移性の副腎腫瘍というのもあります。 非機能性副腎腫瘍は、画像上悪性所見がなければ、大きさが4cmになるまでは経過観察でよく、それ以上大きくなると手術の適応となります。機能性副腎腫瘍は大きさに関係なく手術の適応となります。手術は腹腔鏡下手術で、副腎全摘術あるいは部分切除術が行われるのが一般的です。当科では平均年間3~4例行っていますが、現在まで良好な成績で、安全に施行できています。
また、腫瘍のサイズが大きい場合や、悪性のものが疑われる場合には、開腹手術も行われます。
その他の治療法として、特に転移性の副腎腫瘍に対しては、経皮的なラジオ波凝固術を我々の施設ではお勧めしています。これは局所麻酔で行いますが、切らずに、電極針を刺して腫瘍を凝固壊死させる治療法で、正常な副腎組織を避けて行うことにより副腎の機能を残せる可能があります。また、美容的見地からは、治療に用いる針が細いため、傷跡が全く残らないという長所があります。

腹腔鏡下副腎摘出術

腹腔鏡下副腎摘出術を行っているところです。手術はビデオモニターを見ながら行いますが、ビデオモニターは術者側と助手側の両方に置きます。

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