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CEO

12回日本がん・生殖医療学会学術集会
会長 池田 智明
(三重大学医学部産科婦人科学講座 教授)

この度、第12回日本がん・生殖医療学会学術講演会・総会を担当させていただくことになりましたことは、身に余る光栄であります。1997年にDonnez先生が妊孕性温存のための“卵巣組織凍結”を発表して以来、世界各国で若年がん患者様の妊孕性温存療法が行われるようになり、その技術も日々進歩しております。日本でも2012年に本学会の理事長である聖マリアンナ医科大学の鈴木先生が、日本がん・生殖医療研究会(現在は学会)を立ち上げられ、今回で12回目となります。当初はシンポジウム形式で活動を開始し、現在の学会形式となってからはネットワークなど多岐に内容が取り上げられてきました。本領域は小児がん、血液がん、乳がんなど非常に多くの診療科と共同で取り組む必要があることから、胚培養士、看護師、薬剤師、心理士、などの様々な職種で構成されたチーム体制で取り組む必要のある分野でもあります。また、妊孕性温存療法を実施する施設は県によっては整備されておらず、他県へ紹介することもめずらしくありません。そこで今回の学術集会では、このような非常に多領域にまたがる“がん生殖医療”において診療科や職種の垣根を低くして繋がりを緊密にしたいと考えております。そして日本中の患者様に妊孕性温存療法の情報提供を円滑にし、希望すれば早急に実施できる体制作りの構築の一助となる事を目的に、「がん生殖医療の未来を見据えて〜垣根のない医療をめざして〜」をテーマに取り上げました。
 本学術講演会では、本会のテーマで、著名な先生方をお招きし、シンポジウムでのご講演やワークショップを実施していただきます。また、様々な職種の演題も企画致しました。本領域は凍結技術・手技など基礎分野・臨床分野の発展が不可欠だと考えており、一般演題数も大幅に増やす予定です。また、卵子・卵巣凍結のハンズオンセミナーや、多職種研修会など、様々な企画を準備し、皆様にご満足いただける内容を目指して鋭意準備を進めております。新型コロナウイルスが未だ猛威を振るっている昨今、通常開催かWeb開催となるか、先が見えない状況の中、開催方法を模索しておりますが、皆様にご満足頂けるよう準備を進めてまいります。今回の主幹は三重大学医学部産科婦人科ですが、皆様のアクセスを考え、名古屋国際会議場で実施することにしました。現段階では、ハイブリッド開催も考慮し、遠方の方でもご参加頂けるように考えておりますので、多くの皆様のご参加と会場での活発なご議論を期待しております。



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