怒られ力、レジリエンス
2015年1月18日 成田正明
中日新聞2015年1月18日より
「大相撲初場所7日目。横綱日馬富士は常幸龍の逆転の突き落としで初黒星を喫した。常幸龍は初金星。(中略)。
がむしゃらな思いが初の金星につながった。右膝を痛めたのは日大の後輩、遠藤に初めて負けた5日目。
休もうかとも思った、というほどの状態で、この日も痛み止めの薬を飲み、取組後も足を引きずった。
遠藤戦の夜に2歳上の真美夫人に叱咤(しった)された。「遠藤に負けたくらいでへこんでるんじゃない。次は横綱に勝て」。
息子を連れてよく国技館を訪れるという妻の励ましも発奮材料だった。」
とありました。
やっぱへこんだんだろうなと思います。後輩の、しかもいま人気の遠藤に負けて。休んじゃおかなあと。
そんな時、「遠藤に負けたくらいでへこんでるんじゃない。次は横綱に勝て」て言われて素直に聞けるでしょうか。
「うるさい、相撲のことに口出すな」って言い返すのが普通かも。
でもそこはさすが常幸龍。
辛い中でもしっかり耳を傾けた。
偉いなあと思いました。
なんでもないときならともかく、へこんでる時に真摯に耳を傾ける。
でもきっと常幸龍は周りに誰もアドバイスしてくれる人がいなかったら、ほんとに休場してくさってしまってたでしょう。
まわりに自分のことを思って厳しくアドバイスしてくれる人がいることは大切なことです。
怒られることをばねにして腐ったりせず生きていかないと、と思います。
0120narita1newpage6.htmlへのリンク