自己肯定感の高い犬
三重大学発生再生医学ブログ
成田正明
2016年5月14日 成田正明
今日は土曜なのでいつもより長めの散歩をした。
忠盛塚というところまでいく。往復2時間半だ。
「やれやれ」という感じで家の近くまで戻ってきたとき、女性に連れられている3本足の犬と出会った。お散歩中だ。
ときどき見かける柴犬なのだが、遠目にもわかる3本足が何とも何とも痛々しい。
しかし犬は自分が障害があるのを知ってか知らぬか、とても散歩が楽しそうだ。
片足では歩きにくいせいかもしれないが、体全体で歩いている。
生き生きとしているのは犬のその表情だ。
「散歩大好きだもんね~」という表情で連れられている。
3本足?と疑うほど楽しそうに歩いている。
飼い主に話しかけてみた。
病気で切断を余儀なくされたという。
手術前は激しい痛みで散歩どころではなかったらしいが、手術後はこうして生き生きと。
犬はすれ違う大勢のひとに元気を与え続けている。
「痛々しい」などとは失礼と思った。