江戸検合格ご報告2
2015年11月10日 成田正明
江戸検を勉強していて、試験終わったら是非行きたいところがあり先日行ってきた。
京都の下御霊神社だ。
その由緒は極めて正しいもののようだ。
京都御所の右斜め下にある。
しかし私が下御霊神社を知ったのは、江戸時代、霊元上皇というひとが、近衛基煕に呪詛(じゅそ=呪ってもらう)をかけてもらいにいった神社らしいからだ。
霊元上皇は義理の兄弟である近衛基煕が、何かと幕府寄りである(近衛基煕は6代将軍家宣の義理の父だから仕方ない)ことが気に入らなくてたまらなかったらしい。
それで呪詛だ。
そういう気持ちを持って霊元上皇はここを訪れたのか。
しかしいまの下御霊神社はそんなおどろおどろしい感じはない。
七五三とか外国人観光客でにぎわっていた。
霊元上皇は、「それにしても近衛基煕・・・」とか思いながら、道を渡って御所に戻って行かれたのだろう。
そういうのを想像するとまた、京都も新たに楽しめる。