医科学専攻

教育の概要と特色

医科学専攻修士課程は、医学の統合的学際研究の場として、研究者、教育者を養成することを目的に設置されました。医学部以外の学部出身者を対象に設置された当専攻課程は、これまで生命科学に限らず様々な分野を専攻した人材を医学分野に受け入れ、講義の充実化など大学院教育の実質化と教育・研究領域の整備を行ってきました。
具体的な教育方法としては、入学後、生命医科学や医学の講義で基礎知識を習得させるとともに、医科学演習、医科学特別研究で希望の研究室に所属させ、指導教員の指導の下に研究に従事し、かつ、修士論文の作成を行わせる方式をとっています。また、入学者には奨学一時金を提供し、研究の活性化を図っています。
さらに、近年の新たな試みとしては、平成16年度から行われたバイオ・メディカル創業プログラム(産学連携指導者、研究指導者、企業指導者による複合教育体制でバイオ・メディカル・ビジネス実務者を養成する)で構築した「実践的なマネジメント力」を身につける教育の実施、秋季入学制度の導入による就学開始時期の柔軟化などが挙げられます。また、奨学金返還免除の推薦制度や修士課程修了者への就職支援を行っており、卒業生の進路は博士課程への進学や就職など、様々ですが、それぞれの分野で幅広く活躍しています。

教育内容

医科学専攻修士課程は、1年生の夏季休暇前までは、基礎医学・臨床医学全般にわたる講義受講による知識習得が中心となります。その間あるいは遅くても8月末までに希望する研究室に配属され、研究を開始します。2年目の1月に研究をまとめた修士論文を提出し、審査が行われます。

国際的に通用する研究を立案・実施・指導する能力
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