《 定 義 》 |
リケッチアの一種であるCoxiella burnetiiの感染によって起こる動物由来感染症である。 |
《 臨 床 的 特 徴 》 |
急性感染ではインフルエンザ様で突然の高熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、眼球後部痛の症状で始まる。未治療の場合、有熱期間は5〜57日とされるが、多くは14日以内に解熱する。肺炎や肝機能障害を起こすこともあるが、予後は一般に良い。慢性感染では心内膜炎を起こし死亡率が高くなる。急性症例の20〜40%に慢性疲労症候群に類似した症状がみられたという報告もある。
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《 報告のための基準 》 |
診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下のいずれかの方法によって病原体診断や血清学的診断がなされたもの。
- 病原体の検出
例 血液などからの病原体の分離など
- 病原体の遺伝子の検出
例 PCR法など
- 病原体に対する抗体の検出
例 間接蛍光抗体(IF)法で抗体が4倍以上の上昇など
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《届出について》 |
届出の対象
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患者 |
届出の時期
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7日以内 |
届出事項
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氏名・性別・病名・症状・診断方法・初診年月日・診断年月日・推定感染年月日・感染原因・感染経路・感染地域 |
《備 考》 |
なし
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