• 三重大学医学部附属病院 感染対策チーム

    感染症予防法で、医師からの届出対象となる感染症のリストと届け出基準

    4類感染症で定点報告のもの
    突発性発疹


    《 定 義 》

    乳幼児がヒトヘルペスウイルス6、7型の感染による突然の高熱と解熱前後の発疹を来す疾患である。

    《 臨 床 的 特 徴 》

    乳児期とくに6〜18カ月の間に罹患することが多い。突然、高熱で発症、不機嫌で大泉門の膨隆をみることがある。咽頭部の発赤、とくに口蓋垂の両側に強い斑状発赤を認めることがある。軟便もしくは下痢を伴うものが多く、発熱は3〜4日持続した後に解熱する。解熱に前後して紅色の丘疹が出現し、散在性、時に斑状融合性に分布する。発疹は体幹から始まり上肢、頚部の順に広がるが、顔面、下肢には少ない。発疹は1〜2日で消失する。

    《 報告のための基準 》

    診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の2つの基準のすべてを満たすもの
    1. 突然に発熱(38℃以上)し、2〜4日間持続
    2. 解熱に前後して体幹部、四肢、顔面の発疹が出現

    上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの


    《届出について》

    届出の対象機関 小児科定点
    届出の対象 患者
    届出の時期 次の月曜
    届出事項 年齢・性別

    《備 考》


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