• 三重大学医学部附属病院 感染対策チーム

    感染症予防法で、医師からの届出対象となる感染症のリストと届け出基準

    4類感染症で定点報告のもの
    風疹


    《 定 義 》

    風疹ウイルスによる急性発疹性疾患である。

    《 臨 床 的 特 徴 》

    潜伏期は2〜3週間で, 経気道飛沫感染により、冬から春に流行する。症状は、斑状の紅丘疹、リンパ節腫脹(全身とくに頚部、後頭部、耳介後部)、発熱を三主徴とする。リンパ節腫脹は発疹出現数日前に出現し、3〜6週間で消退する。発熱は38〜39℃で3日程度続くため、三日はしかの病名があるが、無熱のものも存在する。 妊婦の風疹感染が、先天性風疹症候群(出生児に白内障、心疾患、難聴などを来す)の原因となることがある。

    《 報告のための基準 》

    診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の3つの基準を全て満たすもの
    1. 突然の全身性の斑状丘疹状の発疹(maculopapular rash)の出現
    2. 37.5℃以上の体温
    3. リンパ節腫脹

    上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの


    《届出について》

    届出の対象機関 小児科定点
    届出の対象 患者
    届出の時期 次の月曜
    届出事項 年齢・性別

    《備 考》


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