• 三重大学医学部附属病院 感染対策チーム

    感染症予防法で、医師からの届出対象となる感染症のリストと届け出基準

    4類感染症で定点報告のもの
    急性出血性結膜炎


    《 定 義 》

    エンテロウイルス70型及びコクサッキーウイルスA24亜型の感染によって起こる急性結膜炎である。

    《 臨 床 的 特 徴 》

    潜伏期は1日で強い眼の痛み、異物感で始まり、結膜の充血、とくに結膜下出血を伴うことが多い。眼瞼の腫脹、眼脂、結膜浮腫、角膜表層のび慢性混濁などがみられ眼痛、異物感がある。約1週間続いて治癒することが多いが、この疾患に罹患したのち6〜12カ月後に四肢の運動麻痺を来すことがある。

    《 報告のための基準 》

    診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下の3つの基準のうち2つ以上を満たすもの
    1. 急性濾胞性結膜炎
    2. 眼脂、眼痛、異物感などを伴う眼瞼腫脹
    3. 結膜下出血

    上記の基準は必ずしも満たさないが、診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、病原体診断や血清学的診断によって当該疾患と診断されたもの


    《届出について》

    届出の対象機関 眼科定点
    届出の対象 患者
    届出の時期 次の月曜
    届出事項 年齢・性別

    《備 考》


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