• 三重大学医学部附属病院 感染対策チーム

    感染症予防法で、医師からの届出対象となる感染症のリストと届け出基準

    4類感染症で定点報告のもの
    マイコプラズマ肺炎


    《 定 義 》

    Mycoplasma pneumoniae の感染によって発症する肺炎である。

    《 臨 床 的 特 徴 》

    好発年齢は、6〜12歳の小児であり、小児では発生頻度の高い感染症の一つである。潜伏期は2〜3週間とされ、飛沫で感染する。異型肺炎像を呈することが多い。頑固な咳嗽と発熱を主症状に発病し、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されている。

    《 報告のための基準 》

    診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下のいずれかの方法によって病原体診断や血清学的診断がなされたもの。
    • 病原体の検出
      例 気道から病原体が検出されたものなど
    • 病原体に対する抗体の検出
      例 血清抗体の有意な上昇、血清抗体の異常高値(間接血球凝集反応(IHA)抗体価320〜640倍以上、または補体結合反応(CF)抗体価64倍以上)など


    《届出について》

    届出の対象機関 基幹定点
    届出の対象 患者
    届出の時期 次の月曜
    届出事項 年齢・性別・原因病原体の名称・検査方法

    《備 考》


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