診断した医師の判断により、症状や所見から当該疾患が疑われ、かつ、以下のいずれかの方法によって病原体診断がなされたもの。
- 病原体の検出
- 血液、腹水、胸水、髄液など、通常は無菌的であるべき臨床検体から分離された場合(敗血症・心内膜炎、腹膜炎、胸膜炎、髄膜炎、骨髄炎など)で、以下の検査室での判断基準を満たすもの
- 喀痰、膿、尿、便など無菌的ではない検体からの分離では、感染症の起因菌と判定された場合(肺炎などの呼吸器感染症、肝・胆道系感染症、創傷感染症、腎盂腎炎・複雑性尿路感染症、扁桃炎、細菌性中耳炎・副鼻腔炎、皮膚・軟部組織感染症など)で、以下の検査室での判断基準を満たすもの
(検査室での判断基準)
以下の3つの条件を全て満たした場合
- イミペネムのMIC, ≧16μg/ml または、イミペネムの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が13mm以下
- アミカシンのMIC, ≧32μg/ml または、アミカシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が14mm以下
- シプロフロキサシンのMIC, ≧4μg/ml または、シプロフロキサシンの感受性ディスク(KB)の阻止円の直径が15mm以下
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