Infection Control News 第22号
  2005.06.10 発行
三重大学医学部附属病院 感染対策チーム(ICT)

ICTレポート
 全職員を対象とした平成17年度の感染対策研修会を5月26日・27日に安全管理研修会と共同で実施しました。沢山の方々に参加を頂き有難うございました。




国立大学附属病院統一サーベイランスの実施について
 国立大学感染対策協議会の活動も7年目を向かえ、昨年度からはカテーテル関連尿路感染症のサーベイランスを実施しています。今年度も以下の予定で実施します。

実施期間: 平成17年7月1日〜9月30日
実施部署: 脳神経外科病棟 神経内科病棟

尿路感染は急性期患者の診療施設から報告された感染症全症例の40%以上を占めるといわれ、予防法は、不必要なカテーテルを挿入しないこと、挿入時の清潔操作とカテーテルの閉鎖性を保持することです。

ICTメンバーの紹介
平成17年度のICTメンバーは、整形外科の須藤啓広を代表に、第一内科・田辺正樹、第二内科・中瀬一則、第一外科・山際健太郎、歯科口腔外科・野村城二、先進医療外科・小林美奈子、中央検査部・松島佳子、薬剤部・村木優一、看護部・地崎真寿美 土井弘子、総務課・松田壽直・井上暢浩の合計12人です


手足口病が増加しています!  三重県の定点あたりの患者届出数


手足口病は、例年6〜7月に かけて流行のピークがみられる夏型感染症です。
 本症は4歳位までの幼児を中心とした疾患で、2歳以下が半数を占めますが、学童でも流行的発生がみられることがあります。また、学童以上の年齢層の大半は既にこれらのウイルスの感染(不顕性感染も含む)を受けている場合が多いので、成人での発症はあまり多くありません。ヒト-ヒト伝播は主として咽頭から排泄されるウイルスによる飛沫感染でおこりますが、便中に排泄されたウイルスによる経口感染、水疱内容物からの感染などもあります。

(国立感染症研究所感染症情報センター)資料参考



針刺し・切傷事故時は感染の有無に関わらず、針刺し事故報告書「エピネット」の提出をして下さい。対象は医師・看護師・コメディカル等の方すべてです。


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三重大学医学部附属病院感染対策チーム
三重県津市江戸橋2-174

E-mail: s-kenko@mo.medic.mie-u.ac.jp

なお、三重大学医学部の公式サーバーは、http://official.medic.mie-u.ac.jpです。