Infection Control News 第23号
  2005.08.15 発行
三重大学医学部附属病院 感染対策チーム(ICT)

ICTレポート
 7月に実施しましたツベルクリン反応検査の受診者は131名でした。
結核について
 結核は結核菌によって引き起こされる感染症で、結核菌が肺などに入ると、通常は免疫機能が働き、結核はそのまま閉じ込められて活動(発病)できませんが、何らかの原因で結核菌が活動を始めると炎症をおこします。

平成11年(1999年)厚生省(現厚生労働省)は復活の兆しを見せている結核に対し、対策の強化を図るため「結核緊急事態宣言」を出しました。

 近年の結核の特徴
* 高齢者の結核の再燃
* 若年者間の集団発生

(財)結核予防会結核研究所資料;参考


国立大学附属病院統一サーベイランスの実施について
国立大学感染対策協議会の活動も7年目を向かえ、昨年度からはカテーテル関連尿路感染症のサーベイランスを実施しています。
実施期間: 平成17年7月1日〜9月30日
実施部署: 脳神経外科病棟 神経内科病棟

尿路感染は急性期患者の診療施設から報告された感染症全症例の40%以上を占めるといわれ、予防法は、不必要なカテーテルを挿入しないこと、挿入時の清潔操作とカテーテルの閉鎖性を保持することです。



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三重大学医学部附属病院感染対策チーム
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