Infection Control News 第27号
  2006.04.26 発行
三重大学医学部附属病院 感染対策チーム(ICT)

1.2006年度のICTメンバーを紹介します。

 整形外科の須藤啓広を代表に、腫瘍免疫内科学・中瀬一則、呼吸器内科・田口修、一般外科・桜井洋至、歯科口腔外科・野村城二、小児発達医学・菅秀、先進医療外科学講座・小林美奈子、救急部・大森教成、中央検査部・松島佳子、薬剤部・村木優一、看護部・地崎真寿美、土井弘子、総務課・田中正明、井上暢浩の合計14人です。感染対策にご協力・ご指導宜しくお願いします。


2.新規採用者・職場移動の方:感染対策を再確認 !!

 標準予防策(スタンダードプリコーション);病院でケアを受けるすべての患者に適応される。次のものは感染の可能性があるとして取り扱う。@血液 A汗を除く体液 B傷のある皮膚 C粘膜
 実践項目:(1)手洗い・(2)手袋・(3)マスク,ゴーグル,フェイスシールド・(4)ガウン・(5)器械器具使用,(6)患者配置

2.クロストリジウム・ディフィシルについて

 CDは糞便中にみられる嫌気性菌で, 特にCDは抗生物質治療を受けているような抗菌薬関連下痢症や偽膜性腸炎 (Clostridium difficile: CD症ともいいます) の原因になる菌として知られています。CD症で下痢をしている人の病室やその人が使用するトイレなどは, CDの胞子で汚染されている可能性が大です。医療従事者の手にCDの胞子がついていることがあります。酸素に弱い嫌気性菌でも, その芽胞は大気中で長期間生きています。医療従事者が介する交差感染により, アウトブレイクが起こることがあります。流水下の手洗いが必要です。







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三重大学医学部附属病院感染対策チーム
三重県津市江戸橋2-174

E-mail: s-kenko@mo.medic.mie-u.ac.jp

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