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カリキュラム資料
臨床実習(クリニカルクラークシップ)での注意事項:病院情報システムの利用について(05.11.28)

三重大学医学部医学科5−6年生に実施される臨床実習は、
旧来の見学型(ポリクリと呼ばれていました)とは異なり、クリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)といって、患者様の実際の診療に参加する形(OJT: On-the-job training)で、学生を患者様を中心とした医療スタッフの一員として位置づけ、将来のプロフェッショナルとして、自らを高めていくことを期待しているものです。

そのため、臨床実習中の学生は、患者様の診療録・電子カルテ等、適切な目的のために、適切な対象を、適切な利用範囲において、閲覧することが特別に許されています。

日本の医師免許付与については、医師国家試験合格のほか、過去に医師法等関連する法律違反がないことが条件にあげられており、医学生のみなさんが、臨床実習中において、医師の守秘義務違反(刑法違反)や医師法違反にあたる行為をした場合、医師免許を付与されない場合があります。十分に注意をして、臨床実習に臨むようにしてください。

  1. 医学生は、学習目的に制限された医師に準ずるアカウントが用意されています。必ず、自分に与えられた、学生用の病院情報システムアカウントを利用するようにしてください。
  2. システムの管理側では、どのアカウントで、どのようなシステム利用が行われているか、モニタし記録しています。十分に注意をしてください。
  3. 学習目的以外で、担当患者様以外のデータにアクセスすることは禁止されています。担当患者様のデータについて、自分の学習に必要な範囲に限定して、情報の閲覧をしてください。データの変更や入力の権限は与えられていません。
  4. 与えられたアカウントは、紛失したり、他の者に貸与したり、その他、禁止された行為をしないよう、十分に注意して管理してください。
  5. 与えられたアカウントについて、再配布を受けたいときは、システム管理担当部署(三重大学医学部附属病院の場合:医療情報部 附属病院3階東)に連絡するようにしてください。三重大学病院以外では、それぞれの病院施設でのシステム管理担当者の指示に従うようにしてください。
  6. その他、病院情報システムの利用について、わからないこと、疑問などは、システム管理担当部署に連絡するようにしてください。
  7. システム利用において、システム管理担当責任者から、不適切な利用を指摘された場合には、当該学生のシステム利用が制限される場合があります。結果として、臨床実習そのものについて未達成と評価されることもありますので、注意してください。
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