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学科長あいさつ

看護学科長 畑下博世

 『三重大学』における看護教育は、昭和23年に三重県立医学専門学校附属医院甲種看護婦養成所として始まり、三重県立大学医学部附属高等看護学校、三重大学医学部附属看護学校、三重大学医療技術短期大学部を経て、平成10年に4年制の医学部看護学科となり、現在まで脈々と続いています。三重大学で看護教育が始まってから70年、4年制の大学教育となってからも既に20年を超える歴史を刻んでいます。本学科はこれまでの伝統を守りながらも、伝統に甘んずることなく、目まぐるしく変化する社会や医療情勢を的確にとらえた教育への変革に取り組んでいます。
 社会情勢をみますと、看護系大学は平成10年に100校程度であったものが、平成30年には267校となり、飛躍的に増加しています。また、医療制度等の改革により、看護職に求められる能力や役割も大きく変化してきています。そのため、単に4年制大学で学ぶことが重要なのではなく、いかに主体的・能動的に学び、確かな看護実践力を身につけるかという「学びの質」が問われるようになっています。この時代に、国立大学の看護教育に求められているのは、看護学の学術的発展に寄与できる人材やリーダーシップをもった質の高い看護職の育成であると考えます。そこで、思考力や実践力を強化する教育に力を入れています。
 三重大学では教養教育の改革を行い、学生の「考える力」「感じる力」「コミュニケーション力」の修得を強化しています。看護学科でもゼミナールで教員1人に学生3人という少人数教育を実現し、学生の主体性を尊重し、論理的思考力や批判的思考力を強化する教育を行っています。また、看護実践力を修得するには、学内演習や臨地実習での実践的な学びが重要となり、教育方法を工夫しています。医学部附属病院看護部との交流により、臨床の看護職が学生の演習や実習にファシリテーターとして関わる制度(CNTAP:Clinical Nurses Teaching Assistant Project)をつくり、実践力強化に努めています。今後もさらに教育内容を充実させていきたいと考えています。
 学生たちが目指す看護専門職は、大学での4年間の学修に留まらず、生涯に亘って学んでいくことが求められています。看護学科では、将来のキャリア開発を視野に入れた学修支援を目指しています。



看護学科長 林 智子