実践基礎看護学
Fundamental of Nursing-
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3名の教員が、それぞれの専門的実践活動を通して医療と看護の基礎知識を改めて問い直す分野です。社会が新しく生まれ変わろうとしている時代に必要とされる医療および看護を分析し、未来に存在し続けることができる看護職のあり方を探求しています。
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教 授
桝屋正浩
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教 授
福録恵子
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学部担当科目
人体機能学・人体構造学・基礎看護論・医療倫理・対象理解基礎実習・基礎看護学実習II・統合実習・看護学基礎ゼミナール・看護学専門ゼミナール
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居 室
新医学棟
研究・教育内容
桝屋は、本学附属病院等での一般内科および血液内科領域の医療実践の経験を活かして、 看護教育の基礎領域である人体構造学・機能学、看護病態学(臨床医学)を教育しています。博士前期課程では病態生理学およびフィジカルアセスメントを開講し、患者の訴え・動作・話し方などを含めた身体所見から、現在起きている事象または今後起こりう る事象を推測して適切に行動できる能力を有する看護専門職の育成を目標としています。 基礎研究に関しては、血液細胞の一種である単球に由来するマクロファージや線維細胞が臓器の線維化や癌化に関連することを明らかにしてきました。臨床研究に関しては、悪性腫瘍を含む血液疾患患者の診療を行う上での様々な問題(認知症を有する血液疾患 患者への適切な治療の継続など)を掘り下げ、全人的に患者を支援する看護の実践に繋げられる研究を考えています。自ら課題を見つけて検討し解 決する能力、研究成果を学会や論文等で発表する能力、他職種や同僚と良好なコミュニケーションを取りながらチームをまとめる能力を身につけた看護専門職の育成を目指したいと考えています。
福録は、骨・関節疾患を有する患者への看護支援、運動器不安定症高齢者への運動継続支援プログラム開発や、加齢に伴うサルコペニアの発症予防システム構築等リハビリテーション看護の側面から他職種、他分野との連携を踏まえた看護支援方法や予防的観点から看護システムの構築を探求する研究に取り組んでいます。
●地域密着型クリニックを拠点とする運動器不安定症高齢者の運動支援プログラム開発
●円背高齢者の活動量を高める認知バランストレーニングプログラムの開発と検証
●運動器不安定症高齢者の骨折を予防するデバイスフリーシステム構築に向けた基礎的研究
●AI技術を活用した骨粗鬆症患者のセルフイメージシミュレーションシステムの開発
研究業績
- 臓器線維症発症における単球系細胞の役割
桝屋正浩
三重看護学誌(MNJ)23:1-7, 2021 - 整形外科クリニックを拠点とした転倒予防在宅トレーニングプログラム開発 インタビューによるトレーニング効果とプラグラムの評価
福録恵子, 瀬戸奈津子, 清水安子, 太田暁美, 木村みさか, 日本看護学会論文集 41: 137-140, 2011.