今週の画像
橋本病は甲状腺特有の自己免疫疾患で、原発性甲状腺機能低下症の症例でのかなりの割合の原因疾患です。病理組織学的には、胚中心を伴うリンパ濾胞形成(図3、図4)と破壊された甲状腺濾胞の再生性変化であろう小型な濾胞(図4)が特徴です。これらの濾胞は細胞質が広く(正常ではほとんど扁平なのに注意。図1、2が正常甲状腺)好酸性をしめす上皮(H殲thle
or oxyphilic cells)から構成されています。
この炎症が続くと、最終的には間質の線維化が進み(図5)、甲状腺機能低下が進みます。
1
2
3
4
5