会⻑挨拶

　第42回整形外科バイオマテリアル研究会を2023年12月2日（土）に三重県津市のプラザ洞津において開催させて頂くことになりました。本研究会は1981年に整形外科セラミック・インプラント研究会として設立されましたが、22年前の第21回研究会を内田淳正会長が主催して以来、三重大学での主催は2回目ということになります。長い歴史と伝統のある本研究会を主催させていただきますことを大変光栄に存じますとともに、関係各位および会員の皆様に心より感謝申し上げます。
　本研究会は2010年に整形外科セラミック・インプラント研究会と骨軟部吸収性材料フォーラムが統合して整形外科バイオマテリアル研究会と名称変更されました。整形外科バイオマテリアルの開発に携わる基礎研究者、それを製造する医療機器メーカー、実際に臨床の現場で使用する整形外科臨床医が一堂に会して意見を交換し、学問的交流を深める場として発展してきました。本研究会の発展とともに生体材料も日進月歩で発展しており、常に最新の情報・知識をアップデートする必要があります。そこで、今回の学会テーマは「整形外科バイオマテリアルの最前線」と致しました。現時点で「抗菌インプラント」、「ハニカム構造インプラント」、「骨再生」に関して2022年にpublishされた英語論文からシンポジウムを組ませて頂く予定としております。また、大阪大学運動器医工学治療学寄附講座教授の菅野伸彦先生に特別講演をお願いしております。多くの方々の参加および演題応募をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

開催概要