こんにちは、江藤です。
				7月27日の成田先生の投稿にもありましたが、先日、私の所属する合唱団の演奏会がありました。
				お陰様でたくさんのお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。
				
				合唱は、みんなで1つの作品を作り上げていくものですから、最初は音が揃わなかったりして、
				思うようにいかないことが多いですが、練習を重ね、だんだんと曲が完成に近づいてきます。
				本番は一回きりですから、もちろん緊張もしますし、失敗しないだろうかと不安になりますが、
				みんなの気持ちが一つになり、うまくいったときの喜びは計り知れません。
				
				今回の本番中、一番不安を抱えていた曲の出だしがうまくいった瞬間、私のつま先から腰にかけて、ぞわぞわっと感動が
				体中を駆け抜けていきました。
				いわゆる、「感動で鳥肌が立った」のです。
				
				鳥肌は、交感神経が刺激されて立毛筋が収縮して、毛を逆立てたり、外に熱を逃がさないために動物に備わっている機能
				です。
				体毛がほとんどないヒトにとっては、あまり意味をなしていないのですが、
				寒さや恐怖だけでなく、感動することでも交感神経が刺激され、体の反応として現れます。
				言葉では表現できないし、もう一度味わいたくても自分の意思では再現できない、あの感覚。
				感動のポイントはひとそれぞれですが、その人にとって大きな「刺激」であったことは間違いありません。
				
				話変わって、昨日は三重県総合文化センターM祭にて、小学生対象の科学体験イベントのお手伝いをしてきました。
				「カライドサイクル」という、四面体が6つ円形につながった立体のおもちゃで、中心からくるくると絵が変わります。
				http://www.a-maze.co.jp/eyela_exp/exp/ex-200502.html
				折り目をつけてテープで留めるだけですが、厚紙で折り目も多く、
				小さな子どもにはちょっと難しそうでしたが、完成したときにはみんな嬉しそうでした。
				
				ある男の子。最初は乗り気でなく、やる気ゼロ。
				付添いのお父さんが半分くらい折ってくれました。
				「ここからは自分でやれよ!」と言われ、しぶしぶ作業開始。
				でも、だんだん形になってきて完成形の絵が現れると、明らかに男の子の目が変わりました!
				「おもしろい!」と、夢中になってカライドサイクルを回しはじめました。
				その瞬間、彼の中に感動が芽生えたはず。
				その感動は、交感神経を刺激して彼の眼裂や瞳孔が大きく開かせ、その変化は私の目にも明らかでした。
				
				日常生活の中にも、大なり小なり、様々な感動があります。
				その感動を受けて、体に現れるシグナルをたくさんキャッチして、感受性豊かでありたいものです。
				
				
				
				写真上;イベントの様子
				写真下; スタッフ集合写真(三重大学の教員および学生、パールネットみえ関係者)
				(パールネットみえ:三重県内の女性研究者ネットワーク。鈴鹿医療科学大、県工業研究所、県水産研究所、など)
				
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