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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

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三重大学一日体験入学でのうれしい再会

2014年8月26日 江藤みちる

先日「三重大学医学科一日体験入学」が開催され、私も教員として参加させていただきました。

「三重大学医学科一日体験入学」には高校生たちと大学生活の楽しみや不安なことについて先生や先輩語り合う場があります。

私は解剖実習のことや、研究の面でも在学中からも英語の論文の筆頭著者になることもできることなどをお話させていただきました。
また「医学といえばドイツ語もできないといけないの?」なども聞かれ、
私は、「まずは英語です。でも解剖学では時にラテン語も出てきますよ」とお答えしました。

そういうことをしばらく楽しく話していたところ、
ある男子高校生が突然
「先生、ぼくのこと覚えていますか?」と。
なんと!昨年のスーパー・サイエンス・ハイスクールで私達の研究室に来てもらった生徒さんでした!

SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)は、文科省からSSH指定を受けた学校では科学技術系人材育成をめざし、大学で研究などを行う取組です。

三重大学も県内のSSH指定校と連携して、私達の研究室も毎年高校生を受け入れ、動物実験など体験してもらっています。
彼にとって、SSHで行ったラットの解剖はとても面白く、医学への興味がますます深まったとのこと。
研究室での経験が、高校での勉強の後押しになってとてもうれしいです。

「興味を持って勉強する」のと、「強制的に勉強させられている」のでは、脳への定着はまったく違います。

さて、今日の新聞に小学校・中学校の全国学力テストの結果が公表されていました。
残念ながらわが三重県は下から数えたほうが早いのです…。

子どもたちが自ら知的好奇心を持って知りたい、そして新しいことを学ぼうとすること、
これこそ勉強の原動力で、研究そのものなのです。
そのような習慣を生活にも取り入れて身につけることができれば、
学力も向上し、知的好奇心旺盛な子供たち、未来の科学者のタマゴも増えること間違いなし!です。

今回、高校生との偶然の再会は本当にびっくりしましたが、
その後、確実に医学科を目指して頑張っていることを知ることができました。

医学科を目指す受験生の皆さん、精一杯がんばってください!
私たちも、中高生と触れ合える機会を大切にして、未来のサイエンティストが増えることを期待しています。

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