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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

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廃線跡って楽しすぎる!!

2015年6月3日 江藤みちる

津市の一身田という街においしいハンバーガー屋さんがあると聞き、先週末に行ってきました。
一身田というところは、浄土真宗高田派の総本山の専修寺がある、歴史のある街。まさにタイムスリップの街です。

「あの一身田にハンバーガー屋さん?」最初思いました。
でも行ってみると、倉庫を改装したアメリカンスタイルのとってもおしゃれなお店です。
地元の食材を使ったハンバーガー、おいしくいただきました。

実はプチ鉄子&地図好きの私にはこの場所、萌えポイントなのです。。

昭和30年、このあたりの曲がりくねった近鉄線路が大幅に敷き直されました。
もとは高田本山参詣用で高田本山よりだったのでしょうが、あまりに急カーブだったためでしょうか。

その線路跡が、このお店の隣にあたります。
この辺りは一身田というだけあって、いまでも田が多くみられます。
ふつうは長方形に区切られている田んぼが、ときどき不自然な形をしていたり、
建物が周りと違う斜めの方角に建っています。

そんな60年も昔の線路跡なんて、とお思いでしょうが、なんと
栗真から三重武道館を通り抜け、川を渡り(橋脚が残っています)、
田を南西方向に斜めに走っていく線路跡がわかります。

そのあと急カーブを描き、旧伊勢別街道に合流します。
三重短大、三重高等自動車学校前の道路は元は線路で、江戸橋駅へつながっていました。

線路が使われなくなってから60年が過ぎても、土地にはしっかり歴史が刻まれているのです。
津市内には廃線跡がほかにもありますが、
ここは田んぼのままだったので、しっかり残っているのでしょうね。

人体の中にも、いまは機能していないけれど昔は重要だったものが痕跡として残っています。

たとえば、へそ。
へその内側には、胎盤につながっていた血管の痕跡を見ることができます。
心臓には、胎児のときには開いていた窓が生後に閉じたもの(「卵円窩」といいます)があります。
胎児のときは確かに機能していたのだと実感することができます。
その痕跡が歴然とあるのです。

このように、学生とともに解剖実習を通じて貴重な体験をさせていただいています。

探してみよう、今と跡↓

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