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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

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新宿に熊野神社?

2016年6月6日 成田正明

学会で東京新宿に行った。
写真は都庁。東京オリンピックの新エンブレムも。
しかし都庁は今大変だ。

学会に話を戻す。
学会では普通、最先端の知識情報収集が目的となる。が、忘れかけていた知識の更新もできる。
おかげでいろいろ勉強できた。
学会の最後に市民公開講座があった。発達障害についての講座だ。市民公開講座っていうのは普通は出ないのだが、何かいいことがあるかもしれないと思い、行ってみた。

今回の子育て環境に関する市民公開講座ではまず最初、花田景子氏のお話があった。
花田景子氏と言えば、今は相撲部屋の女将だ。
花田氏のお話し、メモを準備してというほどではなくなんとなく聴いていたが、さすが元フジテレビアナウンサー、話がお上手だ。

「あなたがしっかり相撲を取ってくれてるから、私は堂々と街を歩ける」
と部屋でご主人に伝えたという。
自己肯定感を高めたのだ。
ご主人は「それ毎日言ってほしい」と。
横綱でさえ、自己肯定感に飢えている、のか。
この市民公開講座は最終日の日曜夕方4時半からだったが、出てよかった気分になった。

さて地図を見ていると新宿副都心の超高層ビル街の西の端に熊野神社というのがあるのに気付いた。
日本全国に熊野神社や鹿島神社はたくさんあるのは知っていたが、こんなところにも、と思い、空き時間に行ってみた。

新宿熊野神社は室町時代に紀州の鈴木九郎というひとが、熊野三山の十二所権現をこの地に遷したのが始まりらしい。
いまも新宿のこの地に残る「十二社」の地名や道路、まさか熊野三山からきているとはだれも気付くまい。
8代将軍吉宗も鷹狩りによく訪れたらしい。
吉宗は紀伊出身だったから特にごひいきにされていたか。

この新宿熊野神社、広いし古い、いろいろある。
例えば狂歌師太田南畝の水がめや紀州藩の鍼師の碑など。
「さすが紀州藩!」、三重の私としてはたいへん誇らしい気持ちになる。

またこのあたりには十二社池というのがつい50年前まであったらしい。ブラタモリでもやってた。
行ってみた。
当時の茶屋などがなんとなく残っている。
池だった、というくぼみの地形が身を持ってわかる。

当時から紀州がんばってる、という気持ちだ。

そして新宿駅。ここにも三重があった。「三重づくり」の巨大ポスター。
サミットもあったことだし、いま三重が旬だ。

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