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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

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「買うだけ読書のススメ」(中日新聞)

2016年8月17日 成田正明

ああ、読書はそういうのでもいいんだ、と救われた気持ちになった。
中日新聞カルチャー欄「買うだけ読書のススメ」(8月17日朝刊)である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2016072502000156.html

私は国語は苦手で、本は今でも決して最初から最後まで通しては絶対読めないが、でも本屋は好きでタイトルとかにひかれてついつい買ってしまって読まなく後悔する生活を続けている。
おかげで家は本だらけだ。
結局私の周りにある本が果たしてどのくらい私の目に読まれたかというと、本屋で「この本買おう、いいこと書いてある」と立ち読みした状態のままで、買った後はいっこも読んでいない。

しかしだ。
記事にある立教大学の根津朝彦准教授によれば、気にしなくて良い、本は買うだけでいい、らしい。

根津准教授によれば、読まないから損する、だから買わない、とかではなく、本屋に行って「へ〜こんな本があるんだ」と言いながらあれこれ手に取ると自分の興味のアンテナが広がる。
買って重い思いをするがまた本屋に行き「へ〜こんな本があるんだ」を繰り返す。
即ち本屋で問題意識を養えるわけだ。

この「買うだけでいい」は立花隆さんや井上ひさしさんも実践しているらしい。 
記事によれば
「書棚を見て自分で選ぶ経験をすることは、強く主体的な問題意識をもてる」
ことにつながるという、たいへん高尚なことが書いてある。

「グローバル化やネットの普及が進んでも学業の本質は変わらない」とも。
解剖実習の大切さにも通じる。

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