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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

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伊賀に行ってきました〜伊賀は隠(なばり)の国

2016年10月21日 成田正明

伊賀市で発達障害の講演に行ってまいりました。

午後二時から講演開始でしたが、開始間もなく緊急地震速報とともに揺れを感じました。鳥取地震の日だったのです。
しかし施設内は日頃の訓練のためか、職員のきびきびとした行動と冷静迅速な館内放送のため、だれもあわてることありませんでした。
この地では震度2くらいでした

その後講演の再開のお許しを頂き、約90分お話しさせて頂きました。

さて発達障害の講演と言いますとふつう、発達障害の診断の仕方、症状や疫学、頻度、治療法を順を追ってお話しすることが多いものですが、これでは現場の方たちにお役に立たないと思い、

「病院に行かなくても家や園でもできること」

にたっぷり時間を割きお話ししたつもりですが、実際どこまでお役にたてたのかはわかりません。
またお聞きしてみようと思います。

その伊賀ですが、実は伊賀に来させていただくのは4度目くらいですが、時間があれば足でひたすら散策してみたいに駆られるそれはそれは魅力的な地です。
ますます大好きになりました。
伊賀の矜持(プライド)と言えば、信長に攻め込まれても、どの大名にも屈せず今に至ってることでしょう。
そして多くの日本人が知らないことですが、東京の上野動物園の「上野」は、伊賀の「上野」からきたもの、藤堂高虎が江戸に来たとき、「ここも伊賀の上野にちなんで上野と名付けよう」としたり、半蔵門や半蔵門線の半蔵は伊賀出身の服部半蔵からきていたり・・・。

「そうなんですよね、『すごいぞ伊賀』って感じですよね」って言ったら、
「伊賀には赤坂とかもある。六本木は無いけど七本木?はある。今の東京はなんでも伊賀から始まってるんですよ。」 とか話は終わりませんでした。

伊賀の人たちは信長のことを恨んでたはずなのに、本能寺の変の後家康を伊賀を通してこっそり白子まで案内したのも誇らしげに語ってくれました。

私事ですが、来月1級受験予定の「江戸文化歴史検定」がもうすぐでなかなか覚えられない中、安政伊賀地震、鍵屋の辻や松尾芭蕉生家、などの史実だけでなく、いまに残る伊賀の人たちの気概・プライドを感じさせて頂いた1日で、伊賀のこと「江戸検」でこれだけ勉強していたからこそ伊賀の人にも温かく迎えて頂けたんだな、と思いました。

伊賀は「隠(なばり)の国」と言うそうです。隣の名張と関連あるのでしょうか?

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