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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

ブログ

英語2(成田正明)

2017年8月5日 成田正明

成田です。こんにちは。

前回も話したが、私たちの研究室は、ま、英語が公用語だ。 これはひとえに留学生たちのお蔭だ。 最近は彼らの発表が近いから、練習でも細かい指摘にも熱が入る。私の英語力も格段にアップしている。

こういうことがあった。先日京都に行ったとき、ホテルでエレベーターの中で外人の方が部屋のカードキーをかざさなくて目的の階まで行けなくて困っておられる案件に遭遇した。 私はエレベーターのちょっと離れたところにいて様子がわからなかったのだが、カードキーかざすところにいたあるお方が、「これこうかざすのよ」と英語で親切に教えており、私は出遅れてやや悔しい思いをした。おれにもいえるのに、と。 しかも「あなたの英語はすばらしい」とほめてもらって。ぼーっとしててはいけないと思った。

その次の火曜だ。名古屋駅からアーバンライナーで津まで帰ろうと席に着いた。すると韓国からと思しき4人の家族連れの方が切符を見ながらお母さんと思われるかたが「このへん?でもだれか座ってる」とハングルで困っておられる。 列車はもう動き出した。

すかさず私はそのお母さんに、「Show me your ticket, please」と声をおかけした。切符を見ると確かに私の席だが、よく見ると同じ難波行でも30分あとのアーバンライナーだ。

「Oh! You gotta wrong train. Ask train crew, he will kindly take care of you.」

泣きそうになってしまったお母さんだが、私はさらに立て板に水のように流暢に教えてさしあげた。

「Don't worry. But good news is, final destination is same」「So you will arrive at Namba station 30 minutes earlier than you expected !」と。

それを聞きまわりの乗客も「ほーっ」と感嘆したのはいうまでもない。「きっと三重大の先生だよ、あれは」「やっぱ違うよね」とひそひそ言ってたと思う。

やがて車掌さんが来て、開いてる席も見つかったらしい。私に会釈していくお母さんを、私は笑顔で見送った。

いつもゆっくりと、大きな口ではっきりと、と言っている。今回も自分もそうしたので、周りのお客さんにもよくわかってもらえたようだ。英語、もっと磨きをかけたい。留学生たちのお蔭だ。

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