江藤です。こんにちは。
毎年3月末になると日本解剖学会が開催されます。解剖学会は全国津々浦々で行われるのですが、今年は新潟でした。
会場は、新潟市にあるコンベンションセンター、朱鷺メッセでした。最上階の展望台からは佐渡ヶ島も見えました。
今回私はランチョンセミナーと一般演題と2つも講演があったのであまり観光はできませんでしたが、唯一、行ったところがとても素晴らしかったので皆さんにご紹介します。
「医の博物館」
日本歯科大学 新潟生命歯学部の敷地内にあります。
日本歯科大学は新潟市の日本海に面しており、そのロケーションが伊勢湾に面した三重大学に似ていますね。
この大学にある「医の博物館」は、日本で唯一の医学の博物館です。
規模は小さいながらも、医学・歯学・薬学と幅広い史料が展示されており、古い書物には、医学の祖・ヒポクラテス、近代解剖学の父・ヴェサリウスのファブリカ、クルムスのターヘルアナトミア、ダーウィンの種の起源、他にも近代外科学の開祖・ハンターや種痘を開発したジェンナー、ナイチンゲールの看護ノートなど、本物が展示されています。とにかく幅広い!
杉田玄白の解体新書や、山脇東洋の蔵志、さまざまな浮世絵など、日本の史料も多くあります。
器具もあります。特に歯科に関するものが充実しています。昔の治療台や、歯を削るモーターは足踏み式。実際に動かすことも可能です。他にもお歯黒や歯ブラシ、治療器具のペンチや入れ歯など、とても興味深かったです。
この博物館、なんと無料なのです! 是非、訪れてみてください。オススメです。
開館日:月〜金、開館時間:午前10時〜午後4時
所在地:新潟市中央区浜浦町1−8 日本歯科大学新潟生命歯学部内
〒514-8507
三重県津市江戸橋2-174
TEL 059-232-1111 内線6328
FAX 059-232-8031