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自閉症、ASD等の発達障害解明の研究を行っています。

リニューアル!平成・令和 リレーブログ

選択肢過多効果

2021年9月24日 江藤みちる

昨日、自宅のプリンターを買い換えました。
かれこれ10年以上前の複合機で、使用頻度もそれほど高くなかったのですが、
急に使用できなくなってしまいました。

一年くらい前に、
「そろそろ買い換えたほうがいいかなあ、いまどきワイヤレスで印刷できるらしいし」
と一度見に行ったものの、そのときは選べなくて購入の踏ん切りがつかないままでしたが、
今回、ついに買い替えの機会がやってきたわけです。

家電量販店へ行き、プリンタコーナーにいくと...店頭在庫が無い(ものが多い)!
2週間待ちとか、2か月待ちとか。なんということでしょう!!!

今日は、なにがなんでも買って帰らないと困るのです。
仕方ない、店頭に在庫があるものを教えてもらい、そのなかから選んで買って帰りました。
2大メーカー、エプソンとキヤノンで展示されているのは20種類くらいでしょうか、
そのうちすぐに持って帰れるのは5種類ほど。
この中で、一番安いのを買って帰りました。
今どきのプリンターはドライバインストールもらくらく、
スマホからの印刷もバッチリ。USBケーブルもそもそも存在せず、置き場所を気にしなくて良い。
とても良いお買い物ができました♪

ここで、タイトルの「選択肢過多効果」です。
これは、その名の通り、選択肢が多すぎると選べないこと。選択のオーバーロード効果、ともいいます。
有名な例として、@6種類のジャムを売る場合と、A24種類のジャムを売る場合とで、
どちらのほうが売り上げが高いか?という話。
答えは、@6種類のほう。
24種類だと多すぎて選べなくて、結局、買うこと自体やめてしまうのだそうです。
出典:選択肢過多効果(錯思コレクション Collection of Cognitive Biase)

以前、プリンターを見に行った時の私はまさにこれだったのです。
20種類もある。メーカーはどれでもよい。どれを選べばよいのか分からない。結局、選べない。という。
そのときは切羽詰まってもいないので、まあ、今日でなくてもいいかぁ、となりました。

今回は、「絶対に今日もって帰りたい!(=在庫があるものに限る)」という条件があり、
在庫の種類がかなり限られていたおかげで、数少ない候補から選ぶことができました。
迷う余地もなく、すんなり決定できました。

ちなみに、在庫が少なかったのは、「世界的な半導体不足」や、
「コロナ禍で在宅ワークによる需要の増加」などが要因らしいです。
半導体不足の影響を初めて実感した日となりました。

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